調査会ニュース最新号によれば、しおかぜ近況報告の中で、北朝鮮向け中波放送についてなど興味深いことが書かれているので、以下に紹介する。
調査会NEWS 832より
■しおかぜ近況報告
ここ1ヶ月位の間に、季節は確実に秋へと変化しているようです。これまで良好に聴取出来ていた「しおかぜ」の伝搬ですが、若干のノイズ、フェージングが多くなって来ています。もちろん北朝鮮当局からの妨害電波の影響もありますが、日本国内からは聴取しにくいとの報告が入っています。同時に韓国ソウルのモニターに於いても、以前より季節変動の影響が見受けられますが、妨害電波を含めてもまだ十分に聴取可能と判断していい範囲です。今後9月から10月へと進むにつれて、伝搬状況も徐々に悪い方へ変化して行きます。その影響で妨害電波の効果も逆に上がってしまう事も予想されますので、ソウルなどの近隣地域でのモニターを重視し、その他各地域から寄せられる受信報告も参考にして、「猫の目作戦」も取り入れながら、出来るだけ聴取しやすい状態を保つよう努力して行きたいと考える次第です。
<青木英二目黒区長収録>
8月29日、東京都目黒区長で青木英二氏のメッセージ収録が目黒区内の中目黒スクエアにて行われました。今回は地元で活動する熱心な支援者の皆さんからの出演依頼をご快諾いただき、実現することとなりました。東京23区では初めてとなる区長の収録となります。知事も含めた首長全体では10人目の収録です。以下メッセージの一部です。
「私自身、3人の息子を持つ親として拉致被害に遭われたみなさんやご家族の心労、そして無念の思いが痛いほど実感でき、とても他人事ではすまされない想いです」
「私は、目黒区長として、拉致問題の現実を、区民1人1人が、他人事ではなく自分の問題として、関心を持てるよう、機会を捉えてお知らせする努力をしていきます。多くの区民が拉致問題に強い関心を持ち、皆さんのことを忘れないことが問題解決のための大きな力になると信じているからです」
今後も各地方自治体の首長の皆様には出演要請をして、日本全体が拉致問題に対して、怒り、起ち上がっている事を、放送して参りたいと考える次第です。今後も、皆様のご協力、よろしくお願い申し上げます。
<コミュニティーFMとの連携>
過去に於いて各地域のコミュニティーFMから拉致問題、短波放送「しおかぜ」についての取材等があり、9月3日、「FMいずも」からも、地域の拉致問題解決に関わる集会の告知と短波放送「しおかぜ」についての紹介が行われました。全国では400以上のもコミュニティーFM局があり、地域に根ざすメディアとして、草の根的は活動の一環として、今後も短波放送「しおかぜ」について、取り上げていただく呼びかけをして参りたいと考える次第です。
<北朝鮮向け中波放送について>
これまで日本国内からの発信が実現不可能とされていた、中波による対北朝鮮向け放送ですが、この度、政権交代が行われ、新たな政権の下で、中波放送の実現に向けての再びアプローチをしたいと考えております。
事実上現在も日本で放送されてる中波(AM)放送の電波は北朝鮮内でも聴取されています。朝鮮中央通信、平壌放送など北朝鮮国内で放送されている中波放送から考えれば、実数は把握しきれてはおりませんが、中波ラジオはかなりの数出回っていることは確実です。そう言ったメディアを使い、対北放送を行う効果は、これまでの短波放送以上に大きくなる事は間違いありません。国内法の問題、送信施設問題、クリアしなければならない事は多くあるでしょうが、調査会に無線局の免許が交付されたのも、当時の安倍政権下、政治の決断があったからこそ可能になったことは言うまでもありません。新政権の下、拉致問題解決への取り組みの一つとして、是非とも対北中波放送の実現を可能にしていただきたいと切に願う次第です。
3日、1600のふるさとの風、台湾送信波は、かなり強力に聞こえていた。冒頭に流された、秋にふさわしい、「夕焼け」と「トンボのめがね」の2曲、そして今週の一曲はこんな具合に聞こえていた。