2日1430からの11825kHzはジャミングが全くなく結構よく聞こえていた。5kHz下のルーマニア放送のアラビア語がローカル並の強さで、これの混信を受けるほどである。
11820kHzはBBCのアラビア語も出ており、バックで混信しているのがよく分かる。この周波数どちらも11820.00kHzに出ている。
11740kHzのVOA-Koreanにはジャミングがあることから、11825kHzは、スキップなどで聞こえないのではなく出ていないようだ。
1430の「ふるさとの風」は、秋にちなみ、「夕焼け」と「トンボのめがね」の2曲が流された。
最近特に海外からのジャミングの情報で、CNR1「中国之声」のエコージャミングが出ているというのがある。確かにエコーがかかったように聞こえる。
しかしこれはここでいつも書いているように、CNR1「中国之声」が複数波、異なった送信所から出ていることからエコーがかかったように聞こえるのである。
わざわざCNR1の位相をかえて、出しているわけではなさそう。同じ音声の位相を変えたら音が消えそうな気がするが、専門家でないので分からない。以前良く短波帯で聞こえていた船舶電話みたいな音になると思うがどうだろう。
送信所が違うことから中継回線などの遅れで、微妙な音声のずれが生じ、エコーのように聞こえるわけだ。通常の受信機では同一周波数に何波出ているのか判断が難しい。この様子をPERSEUS受信機で見るとこんな具合になる。これは9月2日1626の7330kHzである。
これでわかるように、CNR1が3波も出ている。
月刊短波2009年5月号から