2009年09月03日

エコージャミング?

2日1430からの11825kHzはジャミングが全くなく結構よく聞こえていた。5kHz下のルーマニア放送のアラビア語がローカル並の強さで、これの混信を受けるほどである。
11820kHzはBBCのアラビア語も出ており、バックで混信しているのがよく分かる。この周波数どちらも11820.00kHzに出ている。
11740kHzのVOA-Koreanにはジャミングがあることから、11825kHzは、スキップなどで聞こえないのではなく出ていないようだ。

1430の「ふるさとの風」は、秋にちなみ、「夕焼け」と「トンボのめがね」の2曲が流された。

最近特に海外からのジャミングの情報で、CNR1「中国之声」のエコージャミングが出ているというのがある。確かにエコーがかかったように聞こえる。
しかしこれはここでいつも書いているように、CNR1「中国之声」が複数波、異なった送信所から出ていることからエコーがかかったように聞こえるのである。
わざわざCNR1の位相をかえて、出しているわけではなさそう。同じ音声の位相を変えたら音が消えそうな気がするが、専門家でないので分からない。以前良く短波帯で聞こえていた船舶電話みたいな音になると思うがどうだろう。

送信所が違うことから中継回線などの遅れで、微妙な音声のずれが生じ、エコーのように聞こえるわけだ。通常の受信機では同一周波数に何波出ているのか判断が難しい。この様子をPERSEUS受信機で見るとこんな具合になる。これは9月2日1626の7330kHzである。
これでわかるように、CNR1が3波も出ている。


月刊短波2009年5月号から
Posted by Hiroshi at 02:50│Comments(3)Taiwan/China
この記事へのコメント
Hiroshiさん
「位相を変えて」というのはphaseを位相と訳したためと考えられます。
Ronは多分同調されていない、「シンクロしていない」という意味でphaseを使っていると思います。
英語は難しいです。
Posted by 化石 at 2009年09月03日 15:45
今原文を確認したところ
operating more than one jamming transmitter and out of sync
ということでやはり同期していないということのようです。
位相に関しては書かれていないようです。
Posted by 化石 at 2009年09月03日 15:59
いずれにしろ、複数個所からジャミング放送が出ているため、エコーがかかったように聞こえる、ということでしょう。
Posted by Hiroshi at 2009年09月03日 17:51
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