2007年7月9日から毎日放送されている、日本政府拉致対策本部の広報放送「ふるさとの風/日本の風」が、今日6月1日で100週目の放送を迎えた。
一週間同じ番組を繰り返しているわけだから、トータル700日経ったことになる。この間、韓国からは多くの対北放送が生まれた。
2年前は以前から放送している「しおかぜ」と韓国からの「自由北朝鮮放送」と3局しかなかった。しかし今は韓国側から宣教放送が増え、北朝鮮はジャミングでつぶしにかかっているが、効果のほどはどうなんだろうか。
民間団体の「しおかぜ」が八俣送信で、日本政府の放送がオーストラリア、台湾、パラオからの送信と、一般には理解できない形態である。このことは海外では更に理解不可能、要するに政府広報放送はNHKがウンと言わないから八俣から出せない。「ふるさとの風」を国内送信が出来るようにするには放送法の改正が必要となるわけだ。
もっともこれ以外にも八俣送信所自体縮小させることもあり、送信機に余裕もない、また世界的に見ても、自国の放送を自国から送信している国のほうが珍しいほどである。
この2年間こうした放送をしたことによって拉致事件が解決に向かったことはない、おそらく今後も功を制することは期待できない。それでも放送は続けられるであろう。放送し続けること自体に意義もあるからだ。いつも書いているように、拉致事件解決にはマスコミの力は欠かせない。
しかし日本のマスコミ自体が、NHKを始め事件解決に極めて消極的である。朝鮮半島出身者らによって日本の中枢が占められてしまった今、拉致事件解決は不可能に近い。そして日本国内に今もパチンコ産業がある限り、拉致は墓場まで持っていかざるを得ないだろう。それは北朝鮮は今後も、帰国した家族以外は死亡したといい続けるからだ。
その100週目の放送、1日の1333からの「ふるさとの風」9585kHzはジャミングの中十分な強さで聞こえ出した。キャリアーは1331に出ている、1345からは同じ周波数で始まるR.Japanが混信してきた。
1400-1430の「しおかぜ」5910kHzは強力である。月曜日は日本語番組、拉致被害者からの悲痛な呼びかけが放送されている。番組後半はジャミングも殆んど消えてしまった。
1430-1500の「ふるさとの風」は11825kHzのはずだが、1日は電波が出てこない、この周波数、1430までは同じR,Australiaの中国語が出ていたのだが。100週目の放送、しかも電波の日に電波が出ないとは、すぐ連絡をせんかい。
聞こえるのはジャミングだけである。そのジャミングも1453’30”に止まった。
そういえば、昨夜の放送は11825kHzで1500からの朝鮮語番組が頭だけ出ていた。オーストラリアは自動ではなく手動で送信機を操作しているようだ。
1500からの13725kHzも当然のように出てこない、送信機のトラブルか、他のABCの放送は出ている。