日本の民放テレビでは、やたら視聴率を気にするらしい。そのおかげで質の悪い体たらくな番組ばかりになってしまった。
猫が見ていても視聴率なんていわれている。これと同じことが、今ネット上で蔓延している。アクセスが増えたとか、PVがどれだけあったとか気にしているブロガーが多いと聞く。
あてにならない視聴率と同じで、RSSフィードリーダーをパソコンにセットしておくだけで、どのサイトが更新されたかを勝手にチェックしてくれる。そのチェック頻度を極端な話し、一時間に1回とすれば、一日に24回チェックしてくれる。その都度カウンターが増えることになる。猫ならぬ、ロボットが見てもカウントが増えるわけだ。
このブログも気が付いただけでも80サイト以上にRSSフィードがある。したがってこれらが仮に一日1回の頻度でチェックしていても80以上はカウントが増えていることになる。もしこれが一時間1回だったらこの24倍にもなるわけだ。一般に殆んどのブログは再読み込みするたびにカウントが増える、全くあてにならない数字が出てくるわけだ。
そこで24時間以内に同じIPからのアクセスは1カウントしかしないようにすると、約3分の1になる。これが実際のページビューになろう。過去ギネスブックにも載った「世界で最も1日の閲覧ユニークユーザー数が多いブログ」というのがあった。
この数字をユニークユーザーで割ると、一人一日60回近く見た事になる。常識ではありえない閲覧数である。それともよほど暇なユーザーばかりなのか。
すでに一年以上もほったらかしのサイトでも毎日5~60のカウントがある、これなど明らかにRSSフィードリーダーを設置したパソコンからのアクセスだろう。それだけ多くのパソコンに好かれている訳だから有り難い事で。