バンド中をわめき散らしている中国のジャミングは以前から豊作を祝う「豊収鑼鼓」以外にもいろんな中国音楽が聞こえているようだ。昨年11月からは従来の曲の組み合わせが変わっており、変わり目に数秒の無音の時間も出てきた。
曲そのものは今までと同じ60分で一巡して、それが繰り返されているように聞こえる。ジャミングはこれ以外にも正規の放送を堂々と使っている。この1日から番組編成を変えているが、表向きはニュース報道の強化、
何のことはないジャミングに化けて自国の宣伝をしているだけである。このジャミング用放送CNR1「中国之声」は24時間放送だが、短波帯は1955-1735の間だけ出ている。
今までは周波数によっては音声の出てくる時間あるいは終了時間に多少の違いがあったが、今年からは非公式の周波数4750kHzを除いて正確に1955に音声ON、そして1735にOFFしている。昨年の受電変電設備の整備に伴い、送信機の自動運用と共に番組送出の完全自動化が可能になったようだ。