CRIのスケジュールは今回からHFCCに使用言語も記載されていることからこれだけでも実用になりますが、実際には使用されていない周波数もあります。
VORは毎度のことながら送信地の推定に役立つ程度で使用言語はこれだけでは分かりません。ウェブサイトに各言語別の周波数も記載がありますが、ごく一部のみで当てになりません。
アラビア語は放送時間とメーターバンドしか記載がなく用を成しません。今期もCRIとVORの時間別スケジュール表を作りました。
どちらも延べ使用周波数は約800波と拮抗しています。しかし大きな違いがあります。CRIは短波が殆んどですが、VORは半分が中波を使用していることです。これは日本語放送でも分かります。
これは広大なロシア全域にロシア語を長時間出していることによります。中波の多くはハイパワーで出ている周波数も多く日本でもヨーロッパ送信が受信されています。
以前はドイツ語に多くの周波数が使われていましたが、今は短波が1~2波、後は中波が6~7波と聞こえるチャンスがありません。
アラビア語は6時間で増減なし、ペルシャ語は一時間増え3時間出ています。5月から始まったKurdishも引き続き1時間出ています。
昨年大量に出ていた極東地域からの英語ロシア語の送信は一切なく、周波数が激減しています。今までになかった周波数の使い方として、6025kHzのハンガリー語があります。1800にハンガリー放送が終わりますが、そのまま同じ周波数でVORが出てきます。
これまではチェコ語などと同じ周波数で出ていましたが、今回は45分だけ6025kHzが使われています。このためこの後1845から開始するという周波数が出てきました。そのまま同じ周波数を使えばいいように思えるのですが。
日本語放送は6170kHzも1200(日本時間午後9時)には聞こえますが、この後止まってしまいます。ニュージーランドが良く聞こえています。