2008年10月06日

デジタルテレビ不要マンション

今やあちこちの共聴設備のデジタル化がすすんでいます。まことに喜ばしいことです。

先日近くのマンションへテレビの設置に、アンテナを最近デジタル対応にしたばかりなので文句なし全てのチャンネルが良好に受かりました。

当然今までのアナログチャンネルもはっきりと映ります。ここでふと気付いたのがNHKの画面に「アナログ」の文字がありません。隣の部屋のテレビと比較しても遅れはなく同時に音声も聞こえています。

今回のアンテナ改修に際して、2011年以降も今のアナログテレビでもそのままデジタル放送が見られるようにコンバーターを採用、入居者の利便性と低価格を優先したとのこと。このためBSデジタルのIF伝送はありませんので各自パラボラアンテナが要ります。

デジタルチャンネルを今のアナログチャンネルに変換したということです。これでデジタルテレビではそのままデジタル放送が、今のアナログテレビでも変換したデジタル放送が左右カットされた画面で見られるわけです。

デジタルテレビの普及にブレーキをかけるような施策ですが、100世帯という比較的規模の大きい分譲マンションだから出来た事例でしょう。築30年以上経っているため埋め込みのケーブルは5C2V、ユニット交換は出来てもこのケーブルではBS/CSの伝送は出来ません。

今なお4:3用にしか時刻やスーパーを出していない画面構成から見てもきわめて現実的なやり方です。デジタルテレビを見ていてもあの醜い文字配列はどうしようもないのですから。
Posted by Hiroshi at 04:51│Comments(0)Japan
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