2008年08月16日

北朝鮮のお化け

夏にはお化けの話が付き物ですが、その話ではありません。

北朝鮮の放送設備がどんなものかは全く知りませんが、出ている電波を聞く限りではあまりよい設備とは思えません。
それは実際に出している周波数以外にもところ構わずスプリアスをまき散らしているからです。

北朝鮮の放送はスケジュール以外の周波数で聞こえればまずお化けが出ていると思って間違いないでしょう。3980kHzのKCBSや9955kHzの海外向けなど、放送バンドで聞こえたりすると勘違いをしそうです。

このスプリアスは何も放送波に限ったことではなく、朝鮮語にかけているジャミングも同様お化けをあちこちに出没させています。困ったものだ。
8月14日の産経抄から引用
 鹿児島の吹上浜は東シナ海に面している。夕日と砂丘が美しく、海水浴場としても知られる。昭和53年8月12日、その吹上浜に「夕日を見に行く」と出かけた若い男女が忽然(こつぜん)と姿を消した。拉致被害者の市川修一さんと増元るみ子さんである。

 ▼むろん、北朝鮮に拉致されたと断定されるのはずっと後のことだ。しかし当時も2人には、自ら身を隠さなければならないような理由など見あたらなかった。そんな市川さんらの幸せを拉致が一瞬にして奪ったのである。2人はいまだに、故郷に帰れないでいる。

 ▼それからちょうど30年後の12日、中国の瀋陽で拉致問題をめぐる日朝の実務者協議が開かれていた。その時、北朝鮮側が少々奇妙な行動をとった。午後2時に休憩に入った後、北の総領事館に引きこもってしまったのだ。再開したのは13日の午前0時を過ぎてからだった。

 ▼まるで12日という日を避けていたようだが、そんな繊細さなどあろうはずもない。この10時間、本国と綿密に連絡をとり、指示を仰いでいたらしいのだ。だが、拉致被害者の再調査をどう進めるのかを日本側に回答するのに、なぜそんなに時間がかかったのか、わからない。

 ▼恐らく北朝鮮が気にしていたのは日本よりも米国の反応だったのだろう。拉致問題でどんな対応をすれば、テロ支援国家指定を正式に解除させられるのか、探っていたような気がする。米国が昼になるのを待っていたのではないかと疑いたくなるぐらいだった。

 ▼自らの国家犯罪を反省し対処するどころか、外交に利用しようとする。そのために拉致事件の解決をのらりくらりと先延ばしをはかる。そんな国をいったい、どう呼べばいいのだろう。その間に失った増元さんらの30年はまことに長い。
Posted by Hiroshi at 19:14│Comments(3)S.N.Korea
この記事へのコメント
やはり3980kHzはオバケでしたか。
あまりにも信号が強かったのでどこかがジャミング用に動いたのかと思いました。
Posted by 化石 at 2008年08月17日 02:08
ン、確かに強すぎますね。一度何時に聞こえだすか調べてみます。KNDF3波の織りなすスプリアスとみたのですが。
Posted by HiroshiHiroshi at 2008年08月17日 19:53
3980kHzは1400UTC以降も聞こえていますので、KNDFのスプリアスではなかった。

2350と3940kHzが聞こえないようですが、これが動いたのかもしれません。
Posted by HiroshiHiroshi at 2008年08月17日 23:11
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