最近の米国政府機関の行動がおかしいと思ったらやはり長年の中国の工作活動が功を制してきたようです。
日本での工作活動は政界はもとより、一般に対しても留学生などを中心に、長野での聖火リレーでも見られたとおりです。工作活動とは知らずに中国に手を貸している人が増えています。
日本同様、中国に取り込まれた議員たちの圧力で、米議会がBBG(米放送管理局)に対し、ユーテルサット衛星の契約をこの7月31日付で解除したという情報があります。
以前にもW5衛星からVOAなどが撤退したことを書きましたが、こういった背景があったわけです。これらのことから送信を止められたNTDTV新唐人テレビもW5衛星の契約中止となりました。
アジア向けの放送はますます困難となりました。BBGは主たる衛星を中国政府管轄のアジアサットなどに切り替えています。突然中止となったロシア語なども現場を知らない議員たちによってBBGに余計なことをするなと脅されたのでは。
RFAなどの予算カットもこうした背景で、放送時間縮小へ持っていく布石なのでしょう。したたかな工作員はどこにも居るものです。
ロシア語中止以降の送信トラブルもこうした中継用衛星の変更などが急遽行われ現場が混乱したのでしょう。