2008年06月17日

九州ペディ

JA2へ無事戻ってきました。
大雨警報の出ている地へ、出かけていました。大雨の中のアンテナ設営、とても尋常な人がすることとは思えません。
初めてお会いする方もあり実に有意義な、これぞ九州流ペディションが体験できました。

もろもろの成果は、特に中波・Esは、すでにあちこちのBBSに書き込まれているとおりです。
VHFは別として、やはりノイズが無いと言う事は、普段聞こえていても確認できないままになっていますが、ここへ来てそれなりの結果が出てきました。

受信している場所が全く違うことから、同じ局を聞いてもその信号レベルが格段に強く受信できます。エッこの時間に何で!ということもしばしば。やはりここは大陸に近い、南アジアにも近いと言うことが分かります。

雨の中、約300m弱のビバレージを張り、これが長波~短波帯受信に威力を発揮しました。ALA1530Sはやはりと言うかあちこちにNHK第二のオバケ。

ペディに必要なグッズのひとつが、分配器と複数のアンテナを使い分ける切替器、これを合体させた分配切替器が登場。大いに役立ちました。

真冬の日中に長波が聞こえるのは間々あること、今回は夏至も間近い真夏に164kHzがはっきりと入感。209kHzは弱く確認できましたが、227kHzは聞こえませんでした。

モンゴル長波が真夏の日中聞こえたという情報は何十年か前の多度山ぺディで経験済みです。このときの受信機がCRF-1でした。しかもホイップアンテナだけで聞こえたと語り伝えられています。

9730kHzでビルマ語が聞こえました。0430に9730.1kHz、0630は9730.15ぐらい、IDに続いてビルマ語ニュース、0730には9730.7kHzまでドリフト。0830にキャリアーが切れたのか聞こえなくなりました。R.Myanmarです、15日の受信では英語ニュースは確認できませんでした。

Amateur Radio Mirror International、日曜日だけの英語DX番組、17570kHzでクリアーに聞こえました。0857に北京放送につぶされました。いつも終了アナウンスが取れません。

Addis Dimts Radioこれも日曜日の放送、しかし全く入感がありませんでした。ホームへ戻り調べたら、21585kHzへQSYとのこと。http://www.addisdimts.com/index.html
ビルマ連邦が、今の国名ミャンマー連邦にすると一方的に宣言したのが1989年6月18日。日本政府は軍政を支持し、ミャンマーを日本語表記にすると承認、メディアもこれに習い国名をミャンマーと書くようにしています。

しかしいまだにこれを認めず、ビルマと言い続けている国は多くあります。公用語がビルマ語であることに変わりはありません。国名表記は、長年の慣習もあり軍事独裁政権に成ったからといって素直になれない部分があります。

慣習的に、国名を表記することは日常行われています。米国、英国、北朝鮮はその典型的な例でしょう。
Posted by Hiroshi at 09:07│Comments(2)Japan
この記事へのコメント
ひろしさん
今回は遠路名古屋より参加していただきましてありがとうございました。
「九州は日本ではない!大陸だ!!」という言葉でペディ隊一同
大爆笑したのはいい思い出になりました。
MWも然りですが、真昼間から大陸MWが聞こえるのは当たり前に
思っていたのですが本州在住の方には「驚き」があるのでしょうね。

初日、2日目のロケとも最高だったので次回のペディには
T2FDのパッシブANT 2本体制でいきたいですね。

真冬にペディ敢行するときはEU・AF方面がずば抜けて
朝方聞こえますので是非ご参加してください!!
お待ちしています。
Posted by 馬場 at 2008年06月17日 10:22
ひろしさん
一大決心で九州に出向いて戴き本当に頭が下がる思いです。

つねづねこちらを拝読して思っていたことですが、BCLという狭い枠に捉われず大きな視点で物事を論じておられる姿勢を実行で示され、また豊富なご経験と懐の深いお人柄で疲れ知らずで有志一同と気さくに交流されたことは、深く心に刻まれ啓蒙されたことでしょう。

私は陰から見守っていましたが、それでもご活躍の様が垣間見えるようでした。ひろしさんも含めて多くの名古屋の有志ご一同が更にご興味を持って戴けることを願って止みません。
長旅のお疲れ等も御座いますのでどうかゆっくりご養生されて英気を養われて下さい。
ご指導、ご鞭撻、誠に有難うございました。
Posted by nogami at 2008年06月18日 07:33
上の画像に書かれている文字を入力して下さい