中国の短波放送は、聞かせるための放送ではなく、ジャミングのために出ていると言うことは以前から指摘している。
明らかに他の局と同じ周波数に出てくるからだ。またCRI同士が同じ周波数に出ると言うのこれまた不自然なこと。
昨日も少し書いたが、0500のCRIドイツ語の17720kHzが聞こえない。きっと何処かに出ているとチェックしたところやはりいた。予想通りジャミングに化けていた。
ついに国内向け放送のみならず、海外向け放送までジャミングになってしまった。
17720kHzは0600台にはちゃんと出ている。よく聞くと、0557に火龍ジャミングで聞こえ出す。そして0558にドイツ語に切り替わる。このことは0500台は他の周波数でドイツ語番組を出さず、火龍ジャミングを出しているに他ならない。
0500-0657のドイツ語放送は2時間番組で、0600にISは出ない。RFAチベット語が0600まで出ており、17735kHzの火龍ジャミングが0557で止まることなどから、この送信機が引き続きドイツ語を出しているわけだ。
17720kHzの送信機は、新疆Kashiの500kW、フランスThales社製。効率の良いALISSアンテナを用い、実効輻射電力は史上最大といわれています。
たった2波しか使用してないドイツ語の一つをジャミングに転用しなければならないのはなぜか。この時間英語放送には多くの周波数が出ているのに。
ここまでして情報閉鎖をしなければ今の中国は成り立たなくなってしまったのか。本当のことを知らせない北京放送なんて一日も早く消えてほしいものだ。