にわかに注目されている、中国西蔵自治区。
1950年、中国が勝手に西蔵へ武力侵略して以来、自治区にして西蔵は中国の領土だと言い始めたのが騒動の始まりだ。
自治区になってからは確かに放送設備も充実してきたらしい。まず日本では聞えなかった短波放送も、今では邪魔なほど聞えている。西蔵侵略の産物に他ならない。
2004年までは西蔵独自で「西蔵人民广播電台」のウェブサイトを持っていたが、2005年以降は、北京放送、中国国際广播電台のチベット語放送に組み込まれてしまった。
しかし、中国語サイトが繋がるだけで、チベット語、カム語のサイトは拒否されてしまう。
そして西蔵の付くあらゆる名称の頭に、「中国」が付くようになってきた。西蔵放送も今は西蔵人民广播電台ではなく「中国西藏之声」である。
2004年1月1日施行のチベット語放送の番組表を見てもその違いが分かる。今は中国語の番組表しか見られないが、一年以上も前のままで更新されていない。