よく海外旅行へ行かれる人の話を聞くと、具体的にどこどこの国へ行くと国名を言う。ところがアフリカとなると、国名でなく単に「アフリカ」へ行くとしか言わない。
それだけ一般には馴染が薄いと言うことなのだろう。まして、エチオピアは今も紛争絶えない国で、観光に行くような状態ではない。
それでも短波放送だけは情報伝達手段としては有効なようで、手軽に情報が得られることから国営エチオピア放送も力を入れているようである。
海外向け放送は7165と9560kHzがいつもよく聞こえている。1600英語、1700フランス語、1800ソマリ語、8日は1833に終了した。
国内向けは6030kHzが新しく始まり1800終了時が聞えている。局名をRadio Oromiaとアナウンスしている。このほか今まで聞えていた、7110、5990kHzは混信でよくわからないが、9705kHzは出てないと思われる。
Radio Dimtsi Woyane Tigray英語表記でVoice of the Tigray Revolutionと言われるティグレ語放送は最近5950と6170kHzで出ているらしい・・・。
しかも新しく100kW送信機2台で放送されるという、また新しいスタジオからの放送が近いうちに始められるとも伝えられている。本格的運用はそれからと言うことになりそうだ。
しかしこの局、いわば反政府放送局で、Radio Ethiopiaを妨害するために出ているようなもの。エチオピア人民革命民主戦線率いるティグレ人民解放戦線が運営する局。
8日の状況は、5950kHzは1927まではIRIBが強い、6170kHzは1900以降VORがこれも強い。したがってティグレ放送が出ているのか分からない。
ウェブサイトではまだ、放送バンド内へ移ってきた当初の5980と9650kHzのまま。
エチオピアにはもう一つRadio Fanaがある、これは1900まで6110と7210kHzで聞えている。これ以降も出ていると思われるが混信で分からない。