聞こえたという情報は多いが、たまには聞こえないというニュースもいいではないか。
アルジェリア放送が30日までテスト放送をやったというのは既に書いたとおりである。
ところが31日から今まで聞こえていたフランス送信の周波数も聞こえなくなった。あれほど強力に入感していた9435kHzもなしのつぶて。
さてはアルジェリアのとった作戦、コーランをテロとの戦いに使うというのが原因かも。そんなことに使うなとクレームでもつきそうな雰囲気でもある。
しかし情報が伝わるのが実に早い、「短波誌」全盛時代の紙メディアしかなかった時を思えば、今はあっと言う間に世界中に伝わってしまう。
ORNKのニュースも、数時間後にはDXLDに掲載され、知る人は知る存在となる。しかし9370kHzの誤送出のことまであからさまにされてしまい、送り手側の関係者は苦笑いをしたことだろう。
やはり衛星中継では送れない放送だったようで、有線回線あるいはネット回線の確保に手間取ったみたい。