2024年10月19日

10月18日「しおかぜ」

10月18日、1300の「しおかぜ」は6040kHzが良好である。6165kHzはCNR6が強く八俣からの電波がつぶされている。ほとんど聞こえない。金曜日は日本語放送から。先週と同じ番組である。10月5日「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録が埼玉県蕨市で開催された。大野元裕埼玉県知事からのメッセージ。次いで、賴髙英雄蕨市長からのメッセージが出ている。
9月26日家族会と調査会は立憲民主党野田佳彦代表と会談した。拉致被害者の「帰国」としていたのを、「救出」するということを要請した。これには自衛隊の使用も視野に入れるとしている。
救出への道コーナーは2022年作文コンクール高校生部門特別賞作品の朗読である。
拉致問題について 愛媛県立松山商業高等学校 二年 野中 こころ
私が生まれる30年程前、17人の日本人が次々と失踪した。拉致の方法は様々で帰宅途中やデート中だった人もいるという。もし自分の身内の人が突然姿を消し帰ってこないという状況を想像するだけでもとても辛い。私はこの作文を書くにあたって弟が拉致被害にあった蓮池透さんの本や娘が拉致被害にあった横田早紀江さんの本を読んだ。そこには今まで全く知らなかった拉致問題の真実や身内の人間としての心境が書かれてあった。書かれてあることを自分に置き換えて読むと恐しくてたまらなくなった。
2002年9月、金正日が拉致を認めて謝罪をした。その時横田めぐみさんは死亡と伝えられたという。しかし、遺骨からは別の人のDNAが検出されたため事実ではなかったということが判明する。生死も分からないまま待ち続けることさえ心を痛め、重くするにも関わらず誤った情報で拉致被害者を希望や絶望で振り回す北朝鮮側の人間を許せない。とても腹立たしい気持ちになる。しかし、拉致問題と直接関係のない在日朝鮮人への対応の仕方も考えるべきだと早紀江さんは述べていた。北朝鮮の人が皆悪い訳ではないということをしっかりと理解しなければいけない。また、その他にも考えさせられる内容が沢山あった。早紀江さんは、北朝鮮の村を見た時思わず「めぐみちゃーん!」と叫んでしまったそうだ。返事がないと分かっていても、色々な思いが込み上げて出た叫びだと思う。返事がなかったことで辛い現実を突きつけられたり、それに対しての無力さを感じたりしたのではないかと思った。めぐみさんがもし今も日本に居たらもっと違う生活ができていたのだろうと思う。いくら悔やんでも娘が帰ってこない横田夫妻の気持ちや、中学生という若い時から拉致をされた横田めぐみさんの気持ちを考えると胸が張り裂けそうになる。だが、「共感する」という言葉は違う気がするのである。拉致被害者の方にしか分からない感情があると思うからだ。今回拉致問題について学んで、拉致被害者の方々の気持ちに「共感する」と簡単には言えないと思った。
横田夫妻が署名活動を行った時、世の中の一般の人たちは拉致問題に対して無関心で他人事のようだったという。また、テレビ局やマスコミの人も最近は若い記者など気楽な感じで話す人が多いらしい。これから拉致問題がどうなるか分からないという不安も述べていた。そこで私はまず、身近な人に拉致問題について話して知識を増やしたり理解を深めたりすることが必要だと思った。一人一人がこの問題について考え、少しでも解決に近づけるような社会になると良いと思う。そして今でも拉致問題で苦しむ人がいることを忘れず解決に向かって活動を続けていくべきだ。

日本政府からご家族のメッセージは田口八重子さんへ、長男飯塚耕一郎さんから2022年12月収録のメッセージが出ている。あとはいつものように緊急放送ISに次いで、日本への脱出に際しての注意喚起が告知されている。

1300台の朝鮮語と日本語放送は各波良好である。ジャミングの影響はほとんどない。タシケント送信の15475kHzもクリアーに聞こえている。ふるさとの風ニュースは10月5日「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録が埼玉県蕨市で開催された。大野元裕埼玉県知事と賴髙英雄蕨市長のメッセージが出ている。もちろん「しおかぜ」と同じ内容である。

1430の「ふるさとの風」は9685、9705kHzが強力である。15475kHzも健在である。懐かしい日本の歌は「肩たたき」である。
「拉致問題解説」は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから日本の家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、ニセ遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
「ふるさとの声」は松木薫さんへのメッセージ、弟さん松木信弘さんから、2023年12月の収録である。次に2020年12月、そして2019年12月収録のメッセージが出ている。お姉さん斎藤文代さんから、2019年12月に熊本で収録したメッセージ。そして2019年5月、東京の国民大集会での収録から。「今日の一曲」はミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。お姉さん斎藤文代さんが、うらた剛さんに依頼し松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。この番組は2024年2月5日、16日、26日、3月7日、19日、29日、4月5日、12日、22日、5月2日、13日、24日、6月3日、14日、24日、7月4日、16日、26日、8月5日、15日、26日、9月6日、16日、26日、10月7日と同じ内容である。

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