11日金曜日1300の「しおかぜ」は6040kHzが良好である。6165kHz杯圧巻近氏があるものの大きな影響はない。金曜日は日本語放送から。10月5日「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録が埼玉県蕨市で開催された。大野元裕埼玉県知事からのメッセージ。次いで、賴髙英雄蕨市長からのメッセージが出ている。
9月26日家族会と調査会は立憲民主党野田佳彦代表と会談した。拉致被害者の「帰国」としていたのを、「救出」するということを要請した。これには自衛隊の使用も視野に入れるとしている。
救出への道コーナーは2022年作文コンクール高校生部門特別賞作品の朗読である。
拉致問題について 愛媛県立松山商業高等学校 二年 野中 こころ
私が生まれる30年程前、17人の日本人が次々と失踪した。拉致の方法は様々で帰宅途中やデート中だった人もいるという。もし自分の身内の人が突然姿を消し帰ってこないという状況を想像するだけでもとても辛い。私はこの作文を書くにあたって弟が拉致被害にあった蓮池透さんの本や娘が拉致被害にあった横田早紀江さんの本を読んだ。そこには今まで全く知らなかった拉致問題の真実や身内の人間としての心境が書かれてあった。書かれてあることを自分に置き換えて読むと恐しくてたまらなくなった。
2002年9月、金正日が拉致を認めて謝罪をした。その時横田めぐみさんは死亡と伝えられたという。しかし、遺骨からは別の人のDNAが検出されたため事実ではなかったということが判明する。生死も分からないまま待ち続けることさえ心を痛め、重くするにも関わらず誤った情報で拉致被害者を希望や絶望で振り回す北朝鮮側の人間を許せない。とても腹立たしい気持ちになる。しかし、拉致問題と直接関係のない在日朝鮮人への対応の仕方も考えるべきだと早紀江さんは述べていた。北朝鮮の人が皆悪い訳ではないということをしっかりと理解しなければいけない。また、その他にも考えさせられる内容が沢山あった。早紀江さんは、北朝鮮の村を見た時思わず「めぐみちゃーん!」と叫んでしまったそうだ。返事がないと分かっていても、色々な思いが込み上げて出た叫びだと思う。返事がなかったことで辛い現実を突きつけられたり、それに対しての無力さを感じたりしたのではないかと思った。めぐみさんがもし今も日本に居たらもっと違う生活ができていたのだろうと思う。いくら悔やんでも娘が帰ってこない横田夫妻の気持ちや、中学生という若い時から拉致をされた横田めぐみさんの気持ちを考えると胸が張り裂けそうになる。だが、「共感する」という言葉は違う気がするのである。拉致被害者の方にしか分からない感情があると思うからだ。今回拉致問題について学んで、拉致被害者の方々の気持ちに「共感する」と簡単には言えないと思った。
横田夫妻が署名活動を行った時、世の中の一般の人たちは拉致問題に対して無関心で他人事のようだったという。また、テレビ局やマスコミの人も最近は若い記者など気楽な感じで話す人が多いらしい。これから拉致問題がどうなるか分からないという不安も述べていた。そこで私はまず、身近な人に拉致問題について話して知識を増やしたり理解を深めたりすることが必要だと思った。一人一人がこの問題について考え、少しでも解決に近づけるような社会になると良いと思う。そして今でも拉致問題で苦しむ人がいることを忘れず解決に向かって活動を続けていくべきだ。
日本政府からご家族のメッセージは田口八重子さんへ、長男飯塚耕一郎さんから2022年12月収録のメッセージが出ている。あとはいつものように緊急放送ISに次いで、日本への脱出に際しての注意喚起が告知されている。
1300代の朝鮮語と日本語放送は15475kHzが弱く時々音になるレベルである。ジャミングと思われるノイズもありよく聞こえない。台湾送信はジャミングの影響も無く各波良好である。
「ふるさとの風ニュース」は10月1日、首相指名投票が行われ、石破茂氏が第102代目の総理大臣に任命された。翌日米韓首脳と電話会談を行った。その後の記者会見の一部が出ている。
ふるさとの唱歌は日本語放送のみに出ている、「ドレミの歌」である。
今週の一曲、朝鮮語は井上陽水・奥田民生の「ありがとう」と、たまの「さよなら人類」の2曲が出ている。日本語放送は1975年のヒット曲、小坂恭子の「思い出まくら」である。この時間は1357に終了している。
1430の「ふるさとの風」は9685と9705kHzが良好である。15475kHzはノイズに埋もれ聞こえない。懐かしい日本の歌は「どこかで春が」で始まった。
拉致問題解説は有本恵子さんについて。1983年7月頃コペンハーゲンから家族あてに手紙が届いたのを最後に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、松木薫さんら3人は平壌で生活しており、よど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に生活していた招待所で家族全員石炭ガス中毒で死亡と北朝鮮は2002年9月に虚偽報告している。しかし客観的事実は何一つ示されていない。よど号ハイジャック犯の妻、八尾恵らによって拉致されたことが判明している。北朝鮮側はこれを一切認めていない。北朝鮮側の主張は、匿っているテロリストが関与した犯罪行為を隠蔽しようとする意図があったと受け止められる。
「ふるさとの声」は有本恵子さんへ、お父さん有本明弘さんから、2023年12月収録のメッセージが出ている。続いて、2021年12月18日神戸で開催された「拉致問題を考える国民のつどいin兵庫・神戸」で収録されたメッセージである。そして2020年2月3日に94歳で亡くなったお母さん有本嘉代子さんから、2019年1月収録のメッセージが出ている。
今日の一曲は1978年のヒット曲、堀内孝雄の「君の瞳は一万ボルト」である。この番組は2024年1月31日、2月10日、20日、3月1日、12日、23日、4月16日、27日、5月7日、17日、29日、6月8日、18日、29日、7月9日、20日、30日、8月10日、20日、30日、9月11日、21日、10月1日と同じ内容である。