2024年10月01日

9月30日ふるさとの風

1300の「にっぽんの風」は9455お9940kHzがジャミングの中から聞こえている。今日はジャミングがかなり強い。1330の「ふるさとの風」はジャミングも消え、9455と9705kHzがクリアーに聞こえている。15467kHzは弱いが、これもクリアーに聞こえている。
月曜日から新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は9月27日日米首脳会談が行われた。岸田総理大臣から、昨年8月のキャンプ・デービッドでの日米韓首脳会合の成果に立って、日米韓協力が大きく進展していることを歓迎しました。また、岸田総理大臣から、先般の岸田総理大臣の韓国訪問に言及した上で、日韓関係及び日米韓協力を引き続き強化していくことの重要性を強調しました。両首脳は、核・ミサイル開発や拉致問題を含む北朝鮮をめぐる最新の情勢について率直な意見交換を行いました。
「ニュース解説」は金正恩がウラン濃縮施設を訪問したこと。そして写真も公開されたのは珍しいことである。
今週の一曲は日本語放送のみに出ている。1979年のヒット曲、桑江知子の「私のハートはストップモーション」である。1357放送終了。

1300の「しおかぜ」は6040と6165kHzが強力である。月曜日は日本語放送から、先週金土と同じ番組である。6165kHzはCNR6の混信が確認できるが影響はない。始めに金正恩の健康状態についての解説。9月23日のKorea Waveの記事を紹介している。次いで中国に派遣された北朝鮮労働者が賃金の値上げを要求している、RFAのニュースから。
救出への道コーナーは2022年の作文コンクール高校生部門特別賞から。
日本政府からご家族の声は横田早紀江さんから。2024年5月11日の収録メッセージである。あとはいつものように日本への脱出に際しての注意喚起が告知されている。後半1330は朝鮮語放送である。

1430の「ふるさとの風」は9685と9705kHzも強力である。15475kHzは422にキャリアーを出し、良好である。この番組だけ最初の懐かしい日本の歌がカットされている。
「ふるさとの声」は横田めぐみさんへ、横田早紀江さんのメッセージから始まっている。2024年5月11日家族会、救う会、拉致議連等主催の「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」で収録したメッセージである。続いて2024年6月5日付の産経新聞に掲載された、めぐみさんへあてた手紙が読まれている。
お父さんが天に召されて4年 今もそばに
めぐみちゃん、こんにちは。6月を迎え、日本は穏やかな春日和から、少しずつ、夏の気配を感じるようになりました。あなたとの再会を切望していたお父さんが天に召されてから、5日で4年が過ぎ去りました。
長い間、ともに歩んだお父さんは、今もそばにいるような気がします。ニコニコと柔らかくほほえむ遺影に、「おはよう」と声をかけるのが、お母さんの日課です。その日の出来事を語ったり、お花や、大好きだったお酒を供えたり。
ただ、めぐみちゃんや他の拉致事件のことを語りかけるとき、ひどく情けなく、悔しい思いにさいなまれます。「なかなか進まないね」「どうすれば解決するのかな」。庶民の力は遠く及ばない国同士の交渉には、祈るしかありません。
最近の北朝鮮には、軟化の〝兆し〟があるという人もいます。
元日の能登半島地震では、岸田文雄首相に宛てて、最高指導者の金正恩氏がお見舞いの電報を寄せたそうです。日朝首脳会談の開催を予感させる発信もありました。
それでいて突然、交渉を拒む姿勢をたたきつけてくる北朝鮮に、「一筋縄ではいかない相手」との思いを改めて強くしています。
拉致事件は絶望と、もどかしさの連続でした。
平成14年9月、史上初の日朝首脳会談が開かれるとき、私もお父さんも、政治にかつてない前向きな力を感じていました。しかし、北朝鮮はめぐみたちを「死亡」などと主張し、捏造(ねつぞう)した死亡診断書や偽の「遺骨」まで提出してきました。
およそ10年前の26年5月には、日朝間の「ストックホルム合意」で、北朝鮮が拉致事件の再調査を約束しましたが、結局は頓挫しました。
明るい希望が見えたかと思えば、夜露のごとく消え去る。そんなことが繰り返されてきました。
お母さんは、今の日朝関係に、わずかな期待を寄せています。岸田首相と金正恩氏との間に、今までとは少し違った「穏やかな思い」が重なっていくのではないかと、希望を抱いています。
このような局面だからこそ、日本政府は北朝鮮の態度に一喜一憂せず、毅然(きぜん)と交渉を進めていただきたい。私たちが一貫して求めてきた「全被害者の即時一括帰国」というハードルを決して下げないでいただきたい。そう切に願っています。
「どうか心を変えてください。北朝鮮にいる被害者を全員、親のもとに返してください。そしてあなたのお子さんも含めて、皆が仲良く暮らしていけるように、心を入れ替えてください」
5月の国民大集会で、お母さんは正恩氏に対し、自分でも驚くほど大きな声で、叫ぶように訴えました。実は、壇上に上がる直前まで、何を訴えるのか決めかねていました。不意に、正恩氏へ呼びかける言葉が、心に舞い降りてきたのです。
拉致被害者の親世代は次々と世を去り、残る私たちが公の場で気持ちをぶつける機会も減る中、人間として、親として、何か伝わるものがあるのではないか。そんな思いで、言葉を紡ぎました。
拉致事件は、親世代で必ず決着させると誓いながら、子供たちの世代にまで背負わせることになってしまいました。
息子の拓也たちはこの大型連休に米国へ渡り、米政府高官や議会関係者に拉致問題進展への協力をお願いしてきました。
家族会と救う会は今年、「全被害者の即時一括帰国が実現するなら、日本が北朝鮮へ科す独自制裁の解除に反対しない」との新たな運動方針を打ち出しています。
振り返れば、私たちは長年、制裁の実施や継続を訴えてきました。拓也は今回、それを変える「重い決断」に至った背景を、米側に伝えたそうです。それは、私を含めた親世代の高齢化が待ったなしの状況にあるという現実です。
拓也は面会した方々へ、私の近影を配りました。「被害者と家族が抱き合うという目標の達成のために、残された時間は本当にわずかしかない」。88歳となった老いた母の姿を示すことで、厳しい現実を伝えようと、拓也なりに知恵を絞ったそうです。
昨年、お母さんはひどい過労などで無残な体調となりました。療養後の経過は順調で、最近は元気に、前向きな気持ちで毎日を過ごしています。
でも、「命の炎」には誰しも限界があります。
国民の皆さま。感染症の流行や災害、不況や政治不信など日本は無数の困難に直面しています。しかし、この厳しい状況にあっても、遠く離れた北朝鮮から空を見上げ、帰還を願い続ける子供たちがいることを、決して忘れないでください。
どこにでもいる普通の父親だった夫、滋は「正義の結実」を見ないまま旅立ちました。
「天国に行けるんだからね。待っていてね」。いまわの際、私は耳元でそう強く伝えたことを、今もはっきり覚えています。誰にも等しく、誠実であり続けたお父さんの遺志。お母さんは天国で再会するまでに、拉致事件解決という責務を果たしたいと願っています。
日本政府は、私たちの必死の思いを受け止め、何としてでも全被害者を奪還するという気概を持って、一刻も早く事態を動かしてください。解決への具体的戦略を描き、意志として相手に伝え、実行に移してください。
めぐみちゃん。これほど辛(つら)く長い時間、待たせてしまって本当にごめんね。だいぶ年を取ったけれど、あなたの口から「お母さん」と呼んでもらえる日が来るまで、決して諦めず、一日一日を生きていきます。あなたも健康に気を付けて、元気でいてくださいね。

そして2020年6月5日逝去された、お父さん横田滋さんから、2015年2月に収録のメッセージ、この時はまだ元気そのもの、はっきりと聞き取れる。モンゴルで孫と会ったことも述べている。続いて弟さん横田拓也さんから、2024年5月11日国民大集会でのでの収録メッセージから。同じく横田哲也さんから2024年6月7日参議院特別委員会での発言から。終了アナウンスの途中1458に停波している。この番組は2024年8月9日、19日、29日、9月9日、20日と同じ内容である。
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