1300の朝鮮語と日本語放送は各波いずれも強力に入感している。「ふるさとの風ニュース」は9月23日、拉致問題対策本部事務局と特定失踪者問題調査会が共同で、『北朝鮮向けラジオ放送「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録~希望の光、届け海を越えて!~』を島根県益田市で開催した。
今回の共同公開収録では、山本浩章益田市長が登壇し、拉致被害者等を励ます公開メッセージ収録が行われたほか、丸山達也島根県知事のビデオメッセージも上映されました。
また、登壇された特定失踪者益田ひろみさんの姉の石川景子さん及び特定失踪者和田佑介さんの叔父の林健さんからは、拉致被害者等へ向けた心からのメッセージが発信されました。
共同公開収録の後半では、拉致被害者等の救出を願うライブコンサートが行われ、地元益田市からはグラントワ・ユース・コール及びマンマ・ヴォーチェ益田が出演し歌声を披露したほか、歌手のYAMATOさん、宇佐美由美子さん、sayaさんが出演し、それぞれ思いを込めた楽曲が披露されました。
また、地元の伝統芸能である石見神楽にも急遽出演いただき、会場は大いに盛り上がりました。
最後に、拉致被害者全員が1日も早く帰国できることを願い、出演者及び来場者全員で「ふるさと」を合唱しました。
この中から、山本浩章益田市長と丸山達也島根県知事のメッセージが出ている。
「ニュース解説」は伊豆見元教授から、9月26・27日開催の北朝鮮最高人民会議について。
「今週の一曲」は朝鮮語、日本語放送ともに同じで9月23日共同公開収録のライブコンサートから、地元益田市のグラントワ・ユース・コールによる「村祭り」「切手のない贈り物」などがメドレーで紹介された。
1300の「しおかぜ」は5965と6040kHzがクリアーに聞こえている。しおかぜに対するジャミングは出ていない。木曜日は前半・後半とも朝鮮語放送である。
1430の「ふるさとの風」は15475、9705、9685kHzが強力である。懐かしい日本の歌は「シャボン玉」である。拉致問題解説は横田めぐみさんについて。当時新潟県に住んでいた横田さん、1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13才である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして元夫が2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を1993年3月死亡から1994年4月に改ざんするなど、信ぴょう性は全くない。トップとの関わりをカモフラージュするために、亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
「ふるさとの声」は横田めぐみさんへのメッセージで2020年6月5日逝去された、お父さん横田滋さんから、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」での収録から、年令を感じさせる聞き取りにくいメッセージである。続いて2015年2月に収録のメッセージ、この時はまだ元気そのもの、はっきりと聞き取れる。モンゴルで孫と会ったことも述べている。そしてお母さん横田早紀江さんから2021年11月新潟県民集会での収録メッセージが出ている。続いて、めぐみさんとは4才年下の弟さん横田拓也さんから、2022年12月に開催された日本政府主催国際シンポジウムでの収録から、家族会代表になったことも述べている。同じく横田哲也さんから2021年11月新潟県民集会で収録メッセージが出ている。
「今日の一曲」は2019年12月14日、政府主催国際シンポジウム第三部ミニコンサートから参加者全員で歌われた唱歌「ふるさと」である。この番組は2023年4月10日、21日、5月1日、11日、22日、6月2日、12日、22日、7月3日、14日、24日、8月4日、14日、24日、9月4日、15日、25日と同じ内容である。