6月9日の金曜日、時々アクセス数が通常の10倍以上もある。ほんの一部ではあるが関心を持っていただけたら幸いである。今日の「しおかぜ」もジャミングはなく、八俣からの電波はきわめて強力である。先週と同じ番組が出ている。まず岸田総理のスピーチが出ている。5月27日、岸田総理は、都内で全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会に出席、その挨拶が出ている。
「みなさん、こんにちは。内閣総理大臣の岸田文雄です。本日、国民大集会の開催に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今年3月、家族会・救う会の新たな運動方針を直接受け取らせていただきました。2002年以来、一人の拉致被害者の方の帰国も実現していないということは、痛恨の極みであり、政府として改めて重く受け止めております。
北朝鮮については、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化の実現を目指しますが、とりわけ、拉致被害者御家族も御高齢となる中で、時間的制約のある拉致問題は、ひとときもゆるがせにできない人権問題です。
全ての拉致被害者の一日も早い御帰国を実現すべく、全力で果断に取り組んでまいります。
今月開催されたG7広島サミットでは、私から、拉致問題の即時解決に向けた引き続きましての御理解と、そして御協力を求め、各首脳から、改めて全面的な支持を得ました。
また、首脳コミュニケにおいて北朝鮮に対し、拉致問題を即時に解決するよう求めることが、改めて確認されました。
こうした国際社会への働き掛けと同時に、我が国が主体的に行動することが重要です。
日朝間の実りある関係を樹立することは、日朝双方の利益に合致するとともに、地域の平和と安定に大きく寄与いたします。しかしながら、現在の状況が長引けば長引くほど、日朝が新しい関係を築こうとしても、その実現は困難なものになってしまいかねません。一瞬たりとも無駄にせず、今こそ大胆に現状を変えていかなければなりません。
そのためには、私自身、我が国自身が主体的に動き、トップ同士の関係を構築していくことが極めて重要であると考えております。
私自身、条件を付けずにいつでも金正恩委員長と直接向き合う決意であると申し上げているゆえんでありますし、全力で行動してまいります。
日朝間の懸案を解決し、両者が共に新しい時代を切り開いていくという観点からの私の決意を、あらゆる機会を逃さず金正恩委員長に伝え続けるとともに、首脳会談を早期に実現すべく、私直轄のハイレベルで協議を行っていきたいと考えております。
私は、大局観に基づき、あらゆる障害を乗り越え、地域や国際社会の平和と安定、日朝双方のため、自ら決断してまいります。
本日、この集会を通じて、日本国民の一致団結した強い思いが示されることは、拉致問題の解決に向けた力強い後押しとなります。その声こそが、国際社会を動かし、北朝鮮を動かすことに繋がっていくと信じております。
こうした多くの皆様方の力強い後押しに心から感謝を申し上げ、皆様と心を一つに、総理大臣として自らが先頭に立ち、政府を挙げて、全力で取り組んでまいります。このことを、本日の国民大集会に当たって、今一度お誓い申し上げ、私の御挨拶とさせていただきます。」
続いてG7広島サミットについて、拉致問題関連の合意について解説している。救出への道コーナーは増元輝明さんから、5月28日の人工衛星なるものの発射予告などについて。毎年開かれる集会も何のためにやっているのか、口先で救出しますと言うだけである。
「日本政府からご家族の声」は2021年12月に逝去された飯塚繁雄さんからの2021年に収録されたメッセージである。あとはいつもの脱出に際しての注意喚起が出ている。後半1330は朝鮮語放送である。
1300の「日本の風」は9940と9455kHzが強力である。15475kHzは若干弱いがクリアーに聞こえている。1330の「ふるさとの風は9705と9455kHzが強力である。「ふるさとの風ニュース」は5月18日G7サミットに出席のため来日しているバイデン大統領と首脳会談を行った。5月21日には同じく韓国大統領とも会談を行った。いずれもその概要が出ている。
故郷の唱歌は「思い出のアルバム」が出ている。これは日本語放送のみである。今週の一曲、朝鮮語放送はウルフルズの「ガッツだぜ!!」と1995年のヒット曲、岡本真夜の「TOMORROW」の2曲である。日本語放送は1974年のヒット曲、三輪車の「水色の街」である。一年ぶりの登場である。
台湾送信は1328に停波、朝鮮語は尻切れである。日本語放送は1357に終了している。
1405の「しおかぜ」は5935と7295kHzが強力である。八俣からの電波は今日も強い。日本語放送である。
1430の「ふるさとの風」は15475、9705、9685kHzが聞こえている。タシケント、台湾送信共に強力である。ジャミングは全くない。懐かしい日本の歌は「雨降り」で始まった。「拉致問題解説」は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、ニセ遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
「ふるさとの声」は松木薫さんへのメッセージ、お姉さん斎藤文代さんから、2019年12月に熊本で収録したメッセージ。そして2019年5月、東京の国民大集会での収録から。続いて弟松木信弘さんからは2020年12月に収録したメッセージである。次に2019年12月収録のメッセージが出ている。
「今日の一曲」はミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。お姉さん斎藤文代さんが、うらた剛さんに依頼し松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。台湾送信9705kHzは1458に停波するため尻切れである。この番組は2023年4月7日、17日、27日、5月8日、19日、29日と同じ内容である。