2022年11月05日

11月4日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は6085kHzが概ね良好である。7345kHzは同波のCNR1の混信で聞こえない。金曜日は日本語放送から、「日本海にかける橋」である。
初めに日本の国会について。10月13日木曜日の衆議院安全保障・外務・拉致問題連合審査会で立憲民主党の徳永久志議員が取り上げました。内容は以下の通りですが、ご覧になって分かるように林外務大臣の答弁は「差し控える」の一点張りで、何も答えません。
 20年前の小泉訪朝とその後の5人の帰国後しばらくの間、国会ではかなり活発な審議が行われました。そのときは政府もそれなりに突っ込んだ答弁をしています。しかし、今はこのひどさです。ここまでくると本来「国権の最高機関」であるはずの国会を政府が愚弄しているとしか思えません。
 斎木さんがこのようなことをうっかり漏らしてしまったとは思えません。何らかの意図があったのでしょうから、当然それをどう評価するか、大臣は答弁しなければならないはずです(もちろん、否定していないのですから突き返したことは認めているのでしょうが)。
 さらに思うのは、このとき北朝鮮の報告書にあったのは田中さん・金田さんだけだったのだろうかということです。ひょっとしたら他の政府認定拉致被害者や特定失踪者も入っていたのではないか(実際当時未確認情報ではそういうものも聞きました)。答えないということはそういう意味なのかもしれません。次回の「しおかぜ」朝鮮語放送収録のときには当時出そうとしていて日本政府に突き返された報告書をぜひ公開するように北朝鮮側に呼びかけてみようかと思います。

10月2日北朝鮮向けラジオ放送「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録~希望の光、届け海を越えて!~を山口県下関市で開催した。拉致被害者等の救出を願うライブコンサートから、劇団Zing♪Zing「オリジナルミュージカルSTREET CATS ~夢を語ったあの日~より」が出ている。
救出へに道コーナー、日本への脱出に課する注意喚起といつもの構成である。「しおかぜ」へにジャミングは出ていない。

1300代の朝鮮語と日本語放送は各波いずれも強力である。月曜日から日曜日まで毎日同じ番組が出ている。

1430の「ふるさとの風」は7290、7520、9560kHzが強力に入感している。いずれもジャミングは全くない。懐かしい日本の歌は「雨降り」で始まった。「拉致問題解説」は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、ニセ遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
「ふるさとの声」は松木薫さんへ、お姉さん斎藤文代さんから、2019年12月に熊本で収録したメッセージ。そして2019年5月、東京の国民大集会での収録から。続いて弟松木信弘さんからは2020年12月に収録したメッセージである。次に2019年12月収録のメッセージが出ている。
「今日の一曲」はミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。お姉さん斎藤文代さんが、うらた剛さんに依頼し松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。台湾送信9705kHzは1458に停波するため尻切れである。この番組は2022年4月8日、28日、5月5日、20日、30日、6月10日、20日、30日、7月12日、22日、8月1日、11日、22日、9月2日、12日、23日、10月3日、14日、24日と同じ内容である。

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