22日1300の「しおかぜ」は5920kHzがよく聞こえている。6165kHzは同波の混信で聞こえない。ジャミングは全く出ていない。土曜日は日本語放送から、昨日と同じ番組である。
4月から6月に行われた北朝鮮向けラジオ放送「しおかぜ」応援プロジェクト2022で総額9,350,000円が集まった。その際寄せられた拉致被害者への応援メッセージが紹介されている。
続いて、10月2日に下関市で開催された共同公開収録における前田晋太郎下関市長と村岡嗣政山口県知事からのメッセージが出ている。
救出への道コーナーは増元照明さんから、安倍総理が亡くなってもう3か月いまだに何も変わっていない。拉致されて45年何も変わっていない。
あとはいつものように日本への脱出に際し注意すべき事柄が紹介されている。
「この放送を船の上で聞いている皆さん、日本へ船でやってくる場合、皆さんは当然危険を冒して日本を目指されるものと思います。無事願いが叶うようお祈りしています。皆さんが無事日本で保護されるために日本の近くに来たら次のことを守ってください。まず武器麻薬などを持っていれば犯罪者として扱われます。皆さんの近辺が危険になります。北朝鮮を脱出するとき必要であったとしても、日本へ着く前にすべて海に捨ててください。皆さんから攻撃されない限り、日本の警察も海上保安庁も軍も、皆さんを攻撃することはありません。
警察官、海上保安官など上陸した場所にいる人の指示に必ず従ってください。日本では犯罪を犯さない限り皆さんは保護されます。また拉致被害者など日本に関係のある人が乗っている場合、それを伝えてください。拉致被害者についての情報をお持ちの方はそれを伝えてください。これは一度だけではなく、警察にも海上保安庁にも、あるいは近くに一般の人達がいれば、それらの方々にも繰り返し伝えてください。
拉致被害者が乗っていれば、あるいは拉致被害者に関する情報があれば日本政府は皆さんに対して、それにふさわしい待遇をします。しおかぜでは船で日本を目指す方々のためにも、逐次情報を提供します。ぜひ今後も、しおかぜをお聞きください。」
1300の「にっぽんの風」と1330の「ふるさとの風」は各波良好である。月曜日から新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」では10月2日下関市における共同公開収録での特定失踪者ご家族西村京子さんの母の西村育代さん及び植村留美さんのご両親植村照光さん、光子さんからのメッセージが出ている。
ニュース解説」に続き、今週の一曲は朝鮮語、日本語放送とも同じで、10月2日下関市における共同公開収録での拉致被害者等の救出を願うライブコンサートから地元下関市のカラーズによるオリジナル楽曲「カラーズ」が歌われた。
1405の5980kHzは同波の混信で聞き取り困難である。7295kHzはクリアーに聞こえている。両波ともジャミングはない。この時間は「しおかぜ」で、番組は先週放送された「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが強力に入感している。この中で9705kHzが一番早く聞こえている。ジャミングは3波とも出ていない。懐かしい日本の歌は「月の砂漠」である。拉致問題解説は、石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま消息を絶った。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1988年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2020年6月に寄せられた手紙が代読されている。新型コロナウィルス感染症についてなど時代の移り変わりを述べている。
今日の一曲は、拉致問題の解決を願って歌われている南こうせつさんの「国境の風」である。この番組は2022年4月6日、16日、23日、26日、5月3日、18日、28日、6月7日、18日、28日、7月8日、20日、30日、8月9日、19日、31日、9月10日、20日、30日、10月12日と同じ内容である。