日朝首脳会談から20年、当時の会談へのいきさつなどが今日のNHK地上波で放送されていた。突っ込みどころいっぱいの内容だが、今後も何の進展もないまま月日だけが流れていくことになる。ジャミングがなくなった放送、喜んではいられないはず、かけるに値しない番組ということかもしれない。
1300の「しおかぜ」は5935と6070kHzが強力である。5935kHzの混信も全くない。水曜日は前半・後半とも英語語放送である。両波ともジャミングは出ていない。
1300の「にっぽんの風」と1330の「ふるさとの風」は各波良好である。「ふるさとの風ニュース」は8月3、4日に開催された子供霞が関見学会から、子供たちから寄せられた手紙のいくつかが紹介されている。
日本の唱歌コーナーは「夢路より」である。いつものように曲名はアナウンスされていない。今週の一曲、朝鮮語放送はGO-BANG'SのあいにきてI・NEED・YOU!とチェッカーズの「夜明けのブレス」の2曲が出ている。日本語放送は8月14日に開催された共同公開収録から、広島翔洋高等学校吹奏楽部による「ビリーブ」と「銀河鉄道999」の2曲の演奏が放送された。
1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが強力である。ジャミングは3波とも確認できない。懐かしい日本の歌は「どこかで春が」で始まった。
拉致問題解説は田口八重子さんについて、1978年6月ごろ、東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を預けたまま行方不明に。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
「ふるさとの声」は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2019年12月1日に逝去された。これは2020年1月収録のメッセージである。続いてお兄さん本間勝さんからは2020年10月24日収録したメッセージ。そして長男、飯塚耕一郎さんからは2020年12月12日の国際シンポジウムにて収録したメッセージが出ている。
「今日の一曲」は1972年のヒット曲、山本リンダの「どうにも止まらない」である。この番組は2022年4月10日、5月1日、8日、22日、6月2日、12日、22日、7月2日、14日、24日、8月3日、14日、8月24日、9月4日と同じ内容である。
通常なら、今日はすべて同じ番組のはずだが、違ったようだ。