2021年10月16日

10月15日「しおかぜ」

14日、金曜日1300の「しおかぜ」はジャミングの中から6040kHzが聞こえている。5935kHzはパルスジャミングが強い。西へ行くほど八俣の電波は強くなっている。金曜日は日本語放送から、まず非公開のご家族からのメッセージが読み上げられている。
続いて岸田文雄新総裁へのメッセージが出ている。9月29にに要請文書を関係者に手渡した。
 総裁ご当選を心よりお祝い申し上げます。
 今後首班指名・組閣・総選挙と大変御多忙な中誠に恐縮ではありますが、喫緊の課題であり、歴代内閣が「最重要課題」としてきた拉致問題についてぜひとも一歩前に進めていただくよう、お願いする次第です。
1、自民党総裁として、また総理ご就任の暁には総理として、特定失踪者家族と面会して下さい。これは歴代総理に要請し、未だ実現していません。「認定の有無にかかわらず」と言っている政府の姿勢が全く矛盾していることの象徴です。
2、現在の政府認定・警察断定拉致被害者19名以外に拉致の可能性がある人が、特定失踪者問題調査会に約470名、その大部分を含め警察にも900名近くいます。「日本国民を見捨てない」との思いで、北朝鮮に対し「拉致被害者の全員帰国なくして国交の樹立はあり得ないし、いかなる協力もしない」と明確にして下さい。「しおかぜ」ではこのメッセージを可能な限り北朝鮮に伝えます。
3、北朝鮮の内部が相当混乱した状況であることに鑑み、政府・与党として「北朝鮮のどのような組織・個人であれ拉致被害者救出に協力する場合は政府が全面的な支援・協力を行う」とのメッセージを発して下さい。「しおかぜ」ではこのメッセージを可能な限り北朝鮮に伝え、またその反応をキャッチするための情報収集にも全力で取り組みます。
4、拉致被害者救出のために自衛隊に対し任務付与をして下さい。自衛隊法・憲法による制約というのは役所の言い訳に過ぎません。北朝鮮が拉致を認めて5人が帰国してから19年が経過しても未だに1人の救出も叶わないことは、多数の拉致被害者を見殺しにしているのと同じことであり、実際この19年の間にも北朝鮮で亡くなった拉致被害者がいる可能性は否定できません。被害者を救出するためには政治の決断が必要です。
5、高敬美・剛姉弟について、警察が拉致被害者として断定し、当時の対策本部総合調整室長が他の認定被害者と同様に扱うと明言している以上、拉致被害者は現状でも17人ではなく19人であると明言し、政府広報物も全てそれにそって修正して下さい。
6、政府(総務省)による短波送信施設の維持・管理を実現して下さい。設備の老朽化、NHKによる設備削減は、危機管理、完全保障の観点から国益を損ねる重大な問題です。これは「しおかぜ」「ふるさとの風」が行っている北朝鮮拉致被害者向け放送のためだけでなく、全世界の邦人が有事の際保護、情報共有を受けられるようにするためであり、アフガンの例を見ても明らかです。
7、拉致被害者支援法を改正し、認定の対象となる拉致被害者を「日本国内で拉致された者及び国外で拉致された日本国民」として下さい。

救出への道コーナーは10月10日の創建記念日について。拉致はすでに解決済みということはとても納得できることではない。「日本政府からご家族の声」は曽我ひとみさんから、2020年12月新潟県民集会での収録メッセージが出ている。1324:45に緊急放送ISの後、日本への脱出に際しての注意喚起が出ている。

1300台の朝鮮語と日本語放送は正常に送出されている。タシケント、台湾送信いずれも強力である。今週の一曲、朝鮮語は2曲出ている。1990年のヒット曲、高野寛の「虹の都へ」、とウルフルズの「ガッツだぜ!!」である。
日本語は1975年のヒット曲、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」が出てきた。

1430の「ふるさとの風」は11995、9705、9450kHzが強力に入感している。懐かしい日本の歌「思い出のアルバム」で始まった。
拉致問題解説は、石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま消息を絶った。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1988年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2020年6月に寄せられた手紙が代読されている。新型コロナウィルスについてなど時代の移り変わりを述べている。
今日の一曲は、拉致問題の解決を願って歌われている南こうせつさんの「国境の風」である。この番組は2021年4月9日、21日、5月1日、11日、21日、6月2日、12日、22日、7月3日、13日、23日、8月4日、14日、25日、9月3日、15日、25日、10月5日と同じ内容である。

1600の「しおかぜ」は混信で全く聞こえない。5955kHzはジャミングが強い、5985kHzはCRIにつぶされている。中国地方や九州ではよく聞こえているようだ。

1500以降の朝鮮語と日本語放送は7335kHz以外はよく聞こえている。1730の5845kHzも強力である、1600と1800は同じ番組、1700は1430と同じ番組である。朝鮮語放送はすべて同じ番組である。

15日1500から11555kHzで新しい放送が始まっている。マダガスカル送信でよく聞こえている。ティグリニャ語と言う事で、最初と5分後にも局名アナウンスが出ているが、Radio Mazaris Samayという局らしい。レジオマザリスサマイと聞き取れるが。
10月10日更新のHFCCリストから登録されている。15日は金曜日、1500-1530:30に出ていた。
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