13日、1300の「しおかぜ」は一時間朝鮮語放送である。5965kHzはパルスジャミングが、7295kHzはノイズジャミングが結構強い。しかしそれ以上に八俣からの電波が強く聞き取りは十分できる。
この時間帯、9750と9470kHzのNHKもきわめて強力である。
1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は3波とも良好である。昨日から新しい内容である。台湾送信はいつもの強さはない、いずれも1328に停波するため尻切れである。
「ふるさとの風ニュース」は6月29日、オンライン国連シンポジウムが開催された。石兼公博 特命全権大使・国連日本政府常駐代表の開会の辞に次いで、
リンダ・トマス・グリーンフィールド特命全権大使・国連米国政府代表あいさつ、
ミッチェ・フィフィールド 特命全権大使・国連オーストラリア政府常駐代表のあいさつ、
オラフ・スコーグ 国連EU常駐代表あいさつが出ている。
「ニュース解説」は6月29日に開催された朝鮮労働党会議について。6月30日午後、朝鮮中央テレビの臨時ニュースなどの報道。党政治局常務委員が一人消えたが、代わりはいないことなど。
今週の一曲は日本語放送のみ、1975年のヒット曲、バンバンで「いちご白書をもう一度」である。5月にも登場している。
1405の6070kHzはローカル局並みの強さで入感している。5920kHzもジャミングがバックで聞こえるが強力である。この時間は先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は11995kHzが強い、9450と9705kHzはいつもの強さがない、しかし混信などは全くなくいずれも受信状態は良好である。懐かしい日本の歌「思い出のアルバム」で始まった。
拉致問題解説は、石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま消息を絶った。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1988年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2020年6月に寄せられた手紙が代読されている。新型コロナウィルスについてなど時代の移り変わりを述べている。
今日の一曲は、拉致問題の解決を願って歌われている南こうせつさんの「国境の風」である。この番組は2021年4月9日、21日、5月1日、11日、21日、6月2日、12日、22日、7月3日と同じ内容である。