1300の「しおかぜ」は5965と7295kHzが強力に入感している。ジャミングは出ているがほとんどつぶしている。月曜日は日本語放送で、公開されている失踪者の氏名生年月日、失踪年月年令などが読み上げられている。
1405の6070と7325kHzも概ね良好である。この時間は先週5月10日1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。開始と終了は「しおかぜ」のアナウンスである。
1300代の朝鮮語と日本語放送はいつものように各波良好である。17日、月曜日からまた新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は5月5日英国訪問中の茂木外務大臣G7外相会議から。
「ニュース解説」は5月2日の北朝鮮談話について。北朝鮮外務省代弁人談話、外務省のクォン・ジョングン・アメリカ担当局長の談話、金正恩総書記の妹・与正氏が談話を発表し、脱北者らによる反体制ビラ散布への報復を示唆。一日に3つの談話を出すのは異例中の異例、おそらく初めてのことである。
今週の一曲、朝鮮語放送は1990年のヒット曲、高野寛の「虹の都へ」。日本語放送は1979年のヒット曲ツイストの「燃えろいい女」である。
1430の「ふるさとの風」は3波とも良好である。9450、9705、11995kHzいずれもS9+30dBに迫る強さで入感している。懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。
拉致問題解説は横田めぐみさんについて。当時新潟県に住んでいた横田さん、1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13才である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして元夫が2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を1993年3月死亡から1994年4月に改ざんするなど、トップとの関わりをカモフラージュするために、亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
「ふるさとの声」は横田めぐみさんへのメッセージで2020年6月5日逝去された、お父さん横田滋さんから、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」での収録から、年令を感じさせる聞き取りにくいメッセージである。続いて2015年2月に収録のメッセージ、この時はまだ元気そのもの、はっきりと聞き取れる。モンゴルで孫と会ったことも述べている。そしてお母さん横田早紀江さんから2020年10月国民大集会で収録のメッセージである。続いて、めぐみさんとは4才年下の弟さん横田拓也さんから、2020年12月12日の国際シンポジウム~グローバルな課題としての拉致問題の解決に向けた国際連携~で収録したメッセージが出ている。同じく横田哲也さんから2020年11月新潟県民集会で収録メッセージが出ている。
「今日の一曲」は2019年12月14日の国際シンポジウム第三部ミニコンサートから参加者全員で歌われた唱歌「ふるさと」である。先回と同じで、1457にまた繰り返しである。編集ミスのまま再放送が繰り返されることになる。この番組は2021年4月5日、16日、26日、5月7日と同じ内容である。