2021年05月17日

5月16日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は今日も強力である。5965と7295kHzがジャミングを長へ手クリアーに聞こえている。昨日と同じ番組で日本語放送からである。最近朝鮮労働党幹部で注目されるようになった。趙甬元(チョヨンウォン)についての解説。
保衛部事務所襲撃事件について、中朝国境付近で最近起きた事件とされる。
在日帰国者による脱北の手記「冷たい豆満江を渡って」の内容の一部が紹介されている。日本海にかける橋に続き「日本政府からご家族の声」は横田拓也さんからのメッセージ、2019年の国際シンポジウムで収録したもの。この後はいつものように緊急放送ISの後、日本への脱出際しての注意喚起が出ている。これは5月15日の受信である。

1300代の朝鮮語と日本語放送は台湾送信が特に強力である。タシケントの11875kHzを含めすべてクリアーに聞こえている。今週の一曲、朝鮮語はチェッカーズの「涙のリクエスト」と2000年のヒット曲GO!GO!7188で「こいのうた」の2曲が出ている。日本語放送は1968年のヒット曲、水前寺清子の「365歩のマーチ」である。日曜日は一週間続いた同じ番組最後の放送である。

1405の6070と7325kHzも強力である。ジャミングはほとんどわからない。日本語放送で、先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9450、9705、11995kHzが強力である。懐かしい日本の歌は「雨降り」である。
拉致問題解説は田口八重子さんについて、1978年6月ごろ、東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を預けたまま行方不明に。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
「ふるさとの声」は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2020年1月収録のメッセージである。続いてお兄さん本田勝さんからは2020年10月24日収録したメッセージ。そして長男、飯塚耕一郎さんからは2020年12月12日の国際シンポジウムにて収録したメッセージが出ている。
「今日の一曲」は1968年のヒット曲、水前寺清子の「365歩のマーチ」である。この番組は2021年4月15日、25日、5月5日と同じ内容である。

1600の「しおかぜ」は6165kHzが良好である。ジャミングはわからない。
「救出への道コーナー」は産経新聞から、対北政策についての報道から。
バイデン政権、北朝鮮政策見直し完了 非核化へ現実的取り組み
サキ米大統領報道官は4月30日、記者団に対し、バイデン政権の北朝鮮政策の見直し作業が完了したことを明らかにした。
 サキ氏は見直し結果の詳細は明らかにしなかったが、米国が朝鮮半島の完全非核化に向けて「調整が取れて現実的な、開かれた取り組み」を進めていくことになると指摘した。
 また、見直し政策ではトランプ前政権が目指したような、非核化と引き換えに経済制裁の全面解除や大規模な開発支援を約束するといった「一括取引」は行わないと強調した。
 同時にオバマ元政権の下での戦略的忍耐に依存することもしない」と述べた。
 オバマ政権下での「戦略的忍耐」は、北朝鮮が非核化に向け態度変更するまでは対話を行わないというものだったが、逆に北朝鮮の核・弾道ミサイル開発計画の進展を許し、現在では「戦略的失敗だった」との評価が定着している。
 一方でサキ氏は、北朝鮮との外交交渉を通じて「現実的な進展」を模索するとした。
 米政権は、既に頓挫が明白となった「トランプ路線」と「オバマ路線」の中間を取り、直ちに全面非核化を要求せず、当面は北朝鮮に核実験やミサイル発射の凍結に応じさせるといった各種の合意を段階的に積み上げていくことを想定しているとみられる。

米朝交渉の進展は望み薄 バイデン政権が北朝鮮政策の見直し完了
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、バイデン米政権が北朝鮮政策の見直し作業を終えたことで、外交政策の軌道修正を迫られることになる。ただ、北朝鮮は米側との接触自体を拒んでいる上、逼迫した経済問題に優先的に取り組まざるを得ず、米朝交渉の進展を期待できる状況にはない。
 サキ米大統領報道官は4月30日、トランプ前大統領が金氏との会談で実現しようとした「一括取引」は行わないと強調した。
 金氏は2019年の米朝首脳再会談が物別れに終わった後もトランプ氏との親交ぶりを誇示してきた。トランプ氏との一括取引で体制保証を引き出すことにそれほど賭けてきた証左だ。
 金氏はバイデン政権に対し、まずは敵視政策を撤回するよう要求している。米韓合同軍事演習の中止を意味し、18年の初の米朝首脳会談でトランプ氏から演習中止の言質を取った“成功体験”が背景にあるようだ。だが、トランプ流の即決交渉を否定的に見るバイデン政権に対しては、現実的要求とは言い難い。
 一方、サキ氏が北朝鮮問題を事実上放置したオバマ元政権の「戦略的忍耐」に依存しないと明言したことは金氏にとって好材料だ。北朝鮮は戦略的忍耐への回帰を警戒してきたとされ、バイデン政権が模索する合意の段階的積み上げは、金氏が米側に求める行動対行動の原則にも合致する。
 ただ、北朝鮮は敵視政策を撤回しない限り、米側からの接触を無視すると表明、交渉のハードルを高めており、米朝外交の当面の膠着化は避けられない。
 新たな緊張をつくり出し、その後の交渉を優位にするため、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイルの試射など、新たな軍事的挑発に踏み出す可能性も否定できない。
以上2本の記事が読まれたが、何を言っているのかよくわからないとしている。
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