拉致対策本部の北朝鮮向け放送は台湾とタシケントから送信されている、しかし対策本部では放送時間や周波数は公開しているが、どこから電波を出しているかは公開していない。
そのタシケント送信の周波数は11月9日以降、5年前の番組をそのまま流している。すでに2週間になることから、あえて番組構成を変更したとみていいだろう。2015年は今年と同じ曜日、日付である。
拉致問題担当大臣も同じである。
20日の5895kHzは比較的良好である。ほぼ聞き取りできるレベル。9705と7295kHzも良好である。「しおかぜ」がつぶされている。
1300と1405の「しおかぜ」は各波ほとんど聞こえない。おそらく24日に変更されるであろう周波数はもっとまじめに選んでほしい。ジャミングの出ている周波数に出るなど論外である。
1430の5895kHzは5年前の番組である。
台湾送信の9560kHzはスキップ、全く聞こえない。7290kHzはCNR1を抑えて良好である。懐かしい日本の歌は「シャボン玉」である。
拉致問題開設は横田めぐみさんについて。当時新潟県に住んでいた横田さん、1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13才である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして元夫が2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を1993年3月死亡から1994年4月に改ざんするなど、トップとの関わりをカモフラージュするために、亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
「ふるさとの声」は横田めぐみさんへのメッセージ、2020年6月5日逝去された、お父さん横田滋さんから、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」での収録から、年令を感じさせる聞き取りにくいメッセージである。続いて2015年2月に収録のメッセージ、この時はまだ元気そのもの、はっきりと聞き取れる。モンゴルで孫と会ったことも述べている。そしてお母さん横田早紀江さんから2020年1月収録のメッセージである。続いて、めぐみさんとは4才年下の弟さん横田拓也さんから、2020年6月の新しい収録である。同じく横田哲也さんからも2020年6月22日収録の国際社会に向けたメッセージが出ている。
「今日の一曲」は2019年12月14日の国際シンポジウム第三部ミニコンサートで参加者全員で歌われた唱歌「ふるさと」が出ている。この番組は2020年8月17日、28日、9月7日、17日、29日、10月9日、29日、11月9日と同じ内容である。