2020年10月25日

10月24日「しおかぜ」

A20での最後の放送日である。24日土曜日は日本語放送から、6090kHzは1302にジャミングが出てきた。先週と同じ番組で、去る9月19日山形市で開催された「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録に於ける吉村 美栄子山形県知事の激励メッセージである。
続いて、地元で活躍する子供たちによる合唱が出ている。「救出への道コーナー」は千葉県柏駅頭の街頭署名での参加者らのメッセージが出ている。
1322:45の「日本政府からご家族の声」は市川修一さんへ、お姉さん市川龍子さんからのメッセージで、2019年2月に収録したもの。緊急放送ISに次いで、日本への脱出についての注意事項が告知されている。
「この放送を船の上で聞いている皆さん、日本へ船でやってくる場合、皆さんは当然危険を冒して日本を目指されるものと思います。無事願いが叶うようお祈りしています。皆さんが無事日本で保護されるために日本の近くに来たら次のことを守ってください。まず武器麻薬などを持っていれば犯罪者として扱われます。皆さんの近辺が危険になります。北朝鮮を脱出するとき必要であったとしても、日本へ着く前にすべて海に捨ててください。皆さんから攻撃されない限り、日本の警察も海上保安庁も軍も、皆さんを攻撃することはありません。
警察官、海上保安官など上陸した場所にいる人の指示に必ず従ってください。日本では犯罪を犯さない限り皆さんは保護されます。また拉致被害者など日本に関係のある人が乗っている場合、それを伝えてください。拉致被害者についての情報をお持ちの方はそれを伝えてください。これは一度だけではなく、警察にも海上保安庁にも、あるいは近くに一般の人達がいれば、それらの方々にも繰り返し伝えてください。
拉致被害者が乗っていれば、あるいは拉致被害者に関する情報があれば日本政府は皆さんに対して、それにふさわしい待遇をします。しおかぜでは船で日本を目指す方々のためにも、逐次情報を提供します。ぜひ今後も、しおかぜをお聞きください。」

後半1330は朝鮮語番組である。共同公開収録での山形吹奏楽研究会吹奏楽団の演奏も出ている。

1300代の朝鮮語と日本語放送は3波とも強力である。この放送も明日からは41mb以下の周波数へ変更される。この時間は5895, 7295, 9705kHzである。
1430の「ふるさとの風」は3波とも弱い、かろうじて聞き取りは可能である。懐かしい日本の歌は「思い出のアルバム」が出ている。
拉致問題解説は、石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま消息を絶った。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1988年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2020年6月に寄せられた手紙が代読されている。新型コロナウィルスについてなど時代の変革を述べている。
「今日の一曲」は1983年のヒット曲、アルフィーの「メリーアン」が出てきた。一年ぶりの登場である。この番組は2020年8月22日、9月1日、12日、22日、10月3日、16日と同じ内容である。明日からこの時間は、5895, 7290, 9560kHzである。

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