2020年10月11日

10月10日「しおかぜ」

10月10日といえば1964年、東京オリンピックが開催された日である。この日が雨降りだったのは極めて珍しい。まして一日中降り続いたのは初めてのこと、今はスポーツの日となりこの10日ではなくなった。
運動会もなくなった昨今、影響はなかったようだ。
1300の「しおかぜ」は珍しくジャミングが出ていない。八俣からの電波もそれほど強くはないが、聞き取りは可能である。土曜日は日本語放送から、先週と同じ番組が出ている。
9月19日(土)に山形市で北朝鮮向けラジオ放送「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録が開催された。そこで収録された1974年に失踪した荒谷敏生さんの妹さんからのメッセージが出ている。2015年に北朝鮮で拘束され一昨年解放され、帰国した韓国系米国人キムドンチョル(金東哲)博士からのメッセージが朝鮮語のまま出ている。
「救出への道コーナー」は9月21日付産経新聞一面に掲載された「めぐみへの手紙」が読まれている。
「日本政府からご家族の声」は市川健一さんから、2019年5月国民大集会での収録メッセージが出ている。この後日本への脱出についての注意喚起がアナウンスされている。
後半1330は朝鮮語放送である。

1300代の朝鮮語と日本語放送、0200のRTIの特番は強力だったが、この時間帯はすっかり落ち込んでしまった。ほとんど音にならない、タシケント送信の11875kHzは強力である。それでも後半1330の「ふるさとの風」は若干9705と9455kHzも上昇、聞きやすくなった。
10日0200からのRTIの双十国慶節祝賀式典実況中継特番は日本語放送の15730kHzをはじめ、英語15665kHzは強力に受信できた。中国語は15530、15465、12025、9770、9745kHzの5波が使用されたが、すべてCNR1のジャミングがかけられていた。日本語と英語は0300まで、中国語は0400まで中継された。

1430の「ふるさとの風」は11995kHzが沈没、ノイジーで聞きづらい。台湾送信の9560と9450kHzが聞こえている、懐かしい日本の歌「ドレミの歌」で始まった。
拉致問題解説は有本恵子さんについて。1983年7月頃コペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明に。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、松木薫さんら3人は平壌におり、よど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に生活していた招待所で家族全員石炭ガス中毒で死亡と北朝鮮は2002年9月に虚偽報告している。しかし客観的事実は何一つ示されていない。よど号ハイジャック犯の妻らによって拉致されたことが判明している。北朝鮮側はこれを一切認めていない。北朝鮮側の主張には、北朝鮮が匿っているテロリストが関与した犯罪行為を隠蔽しようとする意図があったと受け止められる。
「ふるさとの声」は有本恵子さんへ、父有本明弘さんから、2020年1月の収録である。次に2019年1月に収録したメッセージが出ている。続いて2020年2月に94歳で亡くなったお母さん有本嘉代子さんから、2019年1月収録のメッセージが出ている。
今日の一曲は1984年のヒット曲、チェッカーズの「星屑のステージ」である。最後に日本政府認定拉致被害者の氏名、連絡先の告知、日本語と朝鮮語のスケジュールアナウンスなどがあり1500番組終了。日本時間午前一時と二時の周波数アナウンスは間違ったままである。この番組は2020年ン8月19日、29日、9月8日、9月18日、30日と同じ内容である。

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