1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」はいずれも弱い、タシケントの11875kHzは聞こえるが、台湾送信はいずれもほとんど音にならない。今日からまた新しい内容の番組である。
「ふるさとの風ニュース」から、8月28日安倍内閣総理大臣記者会見を行い、拉致問題について次のように述べた。
この7年8ヶ月、様々な課題にチャレンジしてまいりました。残された課題も残念ながら多々ありますが、同時に、様々な課題に挑戦する中で、達成できたこと、実現できたこともあります。全ては国政選挙の度に力強い信任を与えてくださった、背中を押していただいた国民の皆様のおかげであります。本当にありがとうございました。 拉致問題をこの手で解決できなかったことは痛恨の極みであります。ロシアとの平和条約、また、憲法改正、志半ばで職を去ることは断腸の思いであります。しかし、いずれも自民党として国民の皆様にお約束をした政策であり、新たな強力な体制の下、更なる政策推進力を得て、実現に向けて進んでいくものと確信しております。もとより、次の総理が任命されるまでの間、最後までしっかりとその責任を果たしてまいります。
拉致問題の質問に対しては次のように述べた。
拉致問題について別のやり方があったのではないかという御質問ですね。この問題は私はずっと取り組んできました。もちろんそう簡単な問題ではないから今でも残っているわけであります。ありとあらゆる可能性、様々なアプローチ、私も全力を尽くしてきたつもりであります。その中で、例えばかつては日本しかこれは主張していませんでした。でも、国際的にこれは認識されるようになりました。たくさん努力をしてきた。アメリカの大統領が北朝鮮の首脳と、金正恩委員長とですね、一対一のテタテの場面でもこの問題について言及し、また習近平主席も言及し、そして文在寅大統領も言及する。これは今までになかったことであります。
ただ、もちろんそれによって結果が出ていない。でも、私は最善の努力をしてきた。ただ、ただですね、申し上げましても、御家族の皆様にとっては結果が出ておられない中において、お一人お一人とお亡くなりになっていく。私にとっても本当に痛恨の極みであります。常に私は何か他に方法があるのではないかと思いながら、あらゆる、これは何をやっているかということを残念ながら、外交においてはそうなのですが、特にこういう外交はそうなのですが、御説明できませんが、言わば考え得るあらゆる手段を採ってきているということは申し上げたいと思います。
8月25日横田めぐみさんご家族の母早紀江さん、弟の拓也さん、哲也さんらは、米国のヤング駐日臨時代理大使と東京・赤坂の米大使公邸で面会した。3人の発言が出ている。
ニュース解説は2021年1月の第8回党中央大会について、米国を意識して新大統領就任に合わせての開催となる模様。
今週の一曲は日本語放送のみ、拉致問題の解決を願って歌われている曲、南こうせつの「国境の風」である。
1430の「ふるさとの風」は11995kHzが聞こえるのみ、9560、9450kHzは音沙汰なし、台湾送信は完全に沈没である。タシケント送信から懐かしい日本の歌「シャボン玉」が聞こえている。
拉致問題開設は横田めぐみさんについて。当時新潟県に住んでいた横田さん、1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13才である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして元夫が2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を1993年3月死亡から1994年4月に改ざんするなど、トップとの関わりをカモフラージュするために、亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
「ふるさとの声」は横田めぐみさんへのメッセージ、2020年6月5日逝去された、お父さん横田滋さんから、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」での収録から、年令を感じさせる聞き取りにくいメッセージである。続いて2015年2月に収録のメッセージ、この時はまだ元気そのもの、はっきりと聞き取れる。モンゴルで孫と会ったことも述べている。そしてお母さん横田早紀江さんから2020年1月収録のメッセージである。続いて、めぐみさんとは4才年下の弟さん横田拓哉さんから、2020年6月の新しい収録である。同じく横田哲也さんからも2020年6月22日収録のメッセージが出ている。
「ふるさとの声」は2019年12月14日の国際シンポジウム第三部で参加者全員で歌われた唱歌「ふるさと」が出ている。この番組は2020年8月17日、28日と同じ内容である。