2020年08月14日

8月13日「しおかぜ」

13日、木曜日、通常なら英語放送のはずだが、先週に次いで、今週も日本語放送が出てきた。6040kHzいつものようにはジャミングとDRM信号に挟まれ聞きづらい、6165kHzは概ね良好である。各時間5波の周波数アナウンスの後、ニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」である。8月6、8、9、10、11、13日と同じ番組が続いている。
先週と同じ番組である。羅先(ラソン)市で日本人を見たというニュースから出ている。7月29日付の産経新聞から一部を引用している。
 キム氏は日本人を名乗る複数の男女と接触し、「若いときに『最高の待遇が受けられる』と誘い出された」と、拉致されたことを示唆した女性もいた。女性はだまされていたことに気づいたが、帰国できずにいるという。
 1970~80年代に北朝鮮に連れ出され、北朝鮮人と結婚し、子供をもうけた人が多い。日本語教師や船の修理など、就いていた職業は多様だ。60、70代ぐらいの人が多く、「死ぬ前に日本の家族に一目会いたい」と家族宛ての手紙を託した男性もいた。
 キム氏は、脱北を持ち掛けた別の男性もいたが、家族への危害を恐れ、応じなかったと振り返った。通常は監視下に置かれ、多くが「帰国を諦めている」と漏らしていたともしている。
 50~80年代には在日朝鮮人の帰国事業が推進され、同行した日本人妻もいた。キム氏は、自分が会った7人前後の日本人は日本人妻らと管理が異なり、周囲の証言からも元在日や日本人妻ではないと判断したとしている。一方で、日本語が理解できず、日本人らの名前は覚えていないとした。
 キム氏は「日本政府には自由を奪われ、祖国に帰れない自国民を救い出す責任がある」と主張。日本政府の依頼があれば、積極的に協力する意向も示した。

続いて新型コロナウィルスの感染状況について、日本も韓国も死亡者数が少ないこと、北朝鮮も感染者が出ていることなど。韓国から北へ入った人が感染を広めたとしているがこれはウソ。もしこれが事実とすればこの逆もあるわけで脱北をしてきてほしいと述べている。
「救出への道コーナー」は増元照明さんから、7月11日産経新聞に掲載された「めぐみへの手紙」が読み上げられている。

1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」は各波良好である。「ふるさとの風ニュース」は7月21日、菅内閣官房長官兼拉致問題担当大臣は、「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」の黒岩祐治会長(神奈川県知事)、花角英世会長代行(新潟県知事)、平井伸治発起人(鳥取県知事)及び大野元裕(埼玉県知事)と面会し、「拉致問題の解決に関する要望書」を受領、官房長官、各首長の挨拶が出ている。
今年に入って、拉致被害者の親世代である有本恵子さんの母嘉代子さん、横田めぐみさんの父滋さんが御逝去されました。拉致被害者等やその御家族は既に御高齢となられており、もはや一刻の猶予も許されない状況であることをお伝えし、拉致被害者等の帰国と御家族との再会が一刻も早く実現するよう要望した。
「ニュース解説」は8月5日北朝鮮の政務局会議について。
「今週の一曲」は日本語放送のみで1978年のヒット曲、伊藤咲子の「ひまわり娘」が出ている。番組最後の周波数アナウンスはなぜか日本語放送だけ間違っている。

1430の「ふるさとの風」は11995、9560、9450kHzの3波が強力である。特に台湾送信が強い。懐かしい日本の歌は「スキーの歌」が出ている。
拉致問題解説は曽我ミヨシさんについて。1978年8月12日夜、近所に買い物に出掛けたままひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年10月ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯女性工作員キムミョンスクを2006年11月に逮捕状を取り国際手配、犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。
「ふるさとの声」は、曽我ひとみさんから2019年12月に収録したメッセージである。そして2019年9月、東京で開催された国民大集会で収録したメッセージである。続いて2019年3月収録の日本語と朝鮮語のメッセージが出ている。
今日の一曲は1972年のヒット曲、吉田拓郎の「旅の宿」が出てきた。この番組は2020年4月5日、15日、29日、5月10日,21日、31日、6月20日、7月2日、12日、22日、8月2日と同じ内容である。

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