1300の「しおかぜ」は6040kHzはジャミングで聞きづらい、6090kHzはそのジャミングを抑えてクリアーに入感している。8日月曜日は日本語放送「日本海にかける橋」である。最初に横田滋さん逝去についてのニュースから。滋さんのメッセージが出ている。2014年にモンゴルで孫に会ったことなどを語っている。
1997年2月3日の国会質疑で初めて拉致が明らかにされ、実名で報道することを決意したいきさつも紹介している。
続いて新型コロナウィルス感染拡大について、6月7日現在、厚生労働省発表の世界の感染者数、死亡者数がアナウンスされている。
あとはいつものように「救出への道コーナー」と続く。そして日本への脱出に際しての注意などが出ている。今日は毎週土日と同じパターンである。後半1330は同じ内容の朝鮮語放送である。
1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」はいずれも強力である。ジャミングなど混信は全くない。「ふるさとの風ニュース」は5月29日第8回経済諮問会議を開催、安倍総理の発言が出ている。
「本日は、まず本年の骨太方針に向けて議論を行いました。
先般、緊急事態宣言を全国で解除いたしました。今後は、感染症克服と経済活性化の両立を図ってまいります。
さらに、新たな日常の構築により、質の高い経済社会の実現を目指してまいります。新たな日常の定着・加速に向けて、既に見られ始めている日本社会の進化を元に戻さないこと、また世界がコロナの時代の新たな日常に向けた取組を模索する中で、我が国がそのフロントランナーとなることが重要であります。
本年の骨太方針において、新型コロナによる国民意識や世界情勢の変化を踏まえた、日本が目指すべき経済社会の姿の基本的な方向性をお示しすることといたします。
また、一昨日、本年度第2次補正予算案を閣議決定いたしました。我が国の経済は100年に1度とも言うべき厳しい状況にありますが、適切な経済財政政策をタイミングよく展開していけば、必ず経済を回復させていくことが出来ると確信しています。この補正予算を国会成立後、速やかに執行してまいります。
次に、社会資本整備について議論を行いました。
有識者の皆様の御指摘にあるように、今後の新たな日常の構築のためには、あらゆる分野でのデジタル化、スマート化の導入が不可欠であり、社会資本整備もその例に漏れません。赤羽国土交通大臣におかれては、次期の社会資本整備重点計画の策定に当たって、このデジタル化、スマート化を今後の社会資本整備を貫く原則と位置付け、検討を進めていただきたいと思います。」
続いてふるさとの唱歌コーナーは「思い出のアルバム」である。
今週の一曲、朝鮮語はチェッカーズの「夜明けのブレス」と小柳ゆきの「あなたのキスを数えましょう~You were mine~」の2曲が出ている。日本語放送は1974年のヒット曲、三輪車の「水色の街」、昨年7月以来の登場である。
「ふるさとの声」は昨年12月の作文コンクール高校生部門優秀賞作品から、
時代の忘れもの
今年再度、アニメ映画「めぐみ」を見ました。昨年、やはりこの時期に映画「めぐみ」を見た時に私は自分の北朝鮮拉致問題に対する無知を思い知りました。そしてこんなにも被害者の方たちが悲しみ、そして苦しんでいるのにのうのうと生きている自分自身に憤りを感じたことを今でもはっきりと覚えています。しかし、今回私はこの気持ちを抑え、今、本当に私たちと政府が拉致問題を解決するためにすべきことを改めて考え直しました。
昨年、私も映画「めぐみ」を見る前は「拉致被害者の方たちはかわいそうだ。」という表面的で非常に浅い考えに終始していました。同じように、現代の日本の未成年、そして成人世代の拉致問題に対する意識が非常に低いように思えます。私は拉致問題だけではなく、この意識の低さも解決すべき問題だと考えます。そのため私は解決策は国内・国外それぞれに向けたものとして二つの方策がなくてはいけないと思っています。
一つ目に、私たち日本人が意識を改善するためには、学校の授業で拉致問題を取り扱うべきです。一例として、この映画「めぐみ」をクラスで視聴し、拉致が与えた残酷さや苦しみをみんなが認識し、それに対して、自分が素直に感じた思いを文に起こすことです。また、ディスカッションをクラスで行い、互いの意見の交換をするのも良いかと思います。こうすることにより、拉致問題の深い部分を知り、自分を含め互いに学び合うこともできます。また、社会人に向けては政府がツイッターなどのSNSやユーチューブといった動画配信アプリに協力を呼びかけ、広く社会に届けることも良いのではないかと思います。
二つ目に、この問題を少数国間ではなく、多国間のものにするために、日本がリードすることが必要だと思います。今までは、アメリカに協力を要請し協力体制をとって解決の方向に進んでいるようにも思えましたが、私は内心少し決め手に欠けるのではないかと思っていました。そのためアメリカだけでなく、拉致被害にあったタイやフランスなどの12ヶ国全てと協力体制を築くべきだと思います。被害にあった国々が声を上げ国際社会に訴えていくことで、関心がなく無関係だと思っていた国も関心を持ち協力をしてくれると私は思います。
私がこの問題で一番恐れているものは、日本人がこの問題に興味関心を無くし、拉致被害者や御家族の方たちが高齢化して時代の忘れもののようになってしまうことです。元号が平成から令和になった今こそ、私たち日本人がこの問題が風化されてしまうのを防ぎ、多くの国と協力をし、そしてリードすることが、この問題解決の糸口に必ずなると私は信じています。
「日本政府からご家族の声」は市川修一さんへ、市川健一さんから、2019年9月国民大集会での収録メッセージとお姉さん市川龍子さんから2019年2月収録のメッセージである。
1405の「しおかぜ」は7325kHzが強力である、ローカル局並みの強さで、ジャミングを完全にブロックしている。5920kHzも良好である。若干同波のVOFの混信が確認できる。
この時間は先週6月1日1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9450、9560、11995kHzが強力に入感している。この時間もジャミングなど混信は全くない。懐かしい日本の歌は「富士の山」である。拉致問題解説は松本京子さんについて、2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、2002年の日朝実務者協議で北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。地元での救出活動や29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
「ふるさとの声」は2019年5月の国民大集会で収録されたメッセージ。2019年2月のメッセージ、そして2018年9月にと今日で開催された国民大集会での収録メッセージが出ている。最後に2018年2月のメッセージ。
今日の一曲は1972年のヒット曲、山本リンダの「どうにも止まらない」、この番組は先回5月29日放送分からメッセージの一部と曲が差し替えられた。