6日、日曜日の「しおかぜ」、6040kHzが比較的よく聞こえている。5935kHzは混信で聞き取れない。両波ともジャミングは無い、以前の周波数に垂れ流しである。
昨日と同じ日本語放送である。いつものように周波数アナウンスから。続いて1968年に平壌で生まれた姜哲煥(カンチョルファン)氏のメッセージが出ている。1977年から10年間、家族とともにヨドク政治犯収容所に収監され1992年に韓国亡命を果たした。現在韓国NGO団体北朝鮮戦略センター代表で、来日したのを機に収録したもので朝鮮語のまま出ている。「韓国の左派には大きく分けて2つ、社会主義的な考え方を持っている人と、金日成を崇拝する主思派思想がいる。現政権は、後者の主思派思想で固められている。過去にも金大中ら左派政権はあったが、GSOMIA問題など、米国との関係さえ破棄しようと画策している姿勢を見ると、明らかに性質が違う」と韓国の社会主義化に懸念を示した。
最後は日本へ脱出する際のメッセージが出ている。
「この放送を船の上で聞いている皆さん、日本へ船でやってくる場合、皆さんは当然危険を冒して日本を目指されるものと思います。無事願いが叶うようお祈りしています。皆さんが無事日本で保護されるために日本の近くに来たら次のことを守ってください。まず武器麻薬などを持っていれば犯罪者として扱われます。皆さんの近辺が危険になります。北朝鮮を脱出するとき必要であったとしても、日本へ着く前にすべて海に捨ててください。皆さんから攻撃されない限り、日本の警察も海上保安庁も軍も、皆さんを攻撃することはありません。
警察官、海上保安官など上陸した場所にいる人の指示に必ず従ってください。日本では犯罪を犯さない限り皆さんは保護されます。また拉致被害者など日本に関係のある人が乗っている場合、それを伝えてください。拉致被害者についての情報をお持ちの方はそれを伝えてください。これは一度だけではなく、警察にも海上保安庁にも、あるいは近くに一般の人達がいれば、それらの方々にも繰り返し伝えてください。
拉致被害者が乗っていれば、あるいは拉致被害者に関する情報があれば日本政府は皆さんに対して、それにふさわしい待遇をします。しおかぜでは船で日本を目指す方々のためにも、逐次情報を提供します。ぜひ今後も、しおかぜをお聞きください。」
後半1330は朝鮮語放送である。
1405の「しおかぜ」は6070と6165kHz、ジャミングは無い、しかし八俣の電波もスキップ気味、受信状態は悪い。この時間は先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は各波良好である、ただ1330の9705kHzだけはほぼジャミングにつぶされ聞き取れない。一週間続いた最後の番組である。
「ふるさとの風ニュース」は9月19日、ラグビーワールドカップ2019日本大会 ウェルカムパーティーにおける安倍総理の挨拶が出ている。「ふるさとの唱歌コーナー」は「夢路より」である。
今週の一曲、朝鮮語は1993年のヒット曲ORIGINAL LOVEの「接吻」と宇多田ヒカルの「First Love」の2曲が出ている。昨年12月と今年7月にそれぞれ登場している。日本語放送は1993年のヒット曲、藤井フミヤの「TRUE LOVE」である。この曲も7月に朝鮮語放送で登場している。
「ふるさとの声」は9月16日都内で行われた、全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会から飯塚繁雄(田口八重子さん兄、家族会代表)さんの挨拶である。
「日本政府からご家族の声」は松木薫さんへ、松木信弘さんのメッセージ、2019年5月国民大集会で収録、同じく斎藤文代さんからのメッセージである。
1430の「ふるさとの風」9960、9560、9450kHzが聞こえている。ジャミングは全くない。台湾送信は若干弱い。懐かしい日本の歌は「冬の星座」である。
拉致問題解説は市川修一さんについて。1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を2002年9月に急きょ作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
ふるさとの声は、市川修一さんへ、お兄さん市川健一さんから2019年5月東京での国民大集会にて収録メッセージ。続いて2019年2月に収録したメッセージ。そして2018年4月国民大集会で収録のメッセージである。お姉さん市川龍子さんからも2019年2月収録のメッセージが出ている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、ザ・タイガースの「花の首飾り」である。昨年12月に今週の一曲でも登場している。
この番組は2019年8月4日、14日、25日、9月4日、15日、26日と同じ内容である。