2019年07月21日

7月20日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5920と6040kHzの2波、昨日からジャミングがかけられている。しかし八俣からの電波は強力である。ジャミングの影響は軽微。いつものように土曜日は日本語放送から、最初に周波数アナウンスが出ている。
番組は先週と同じ内容である。北朝鮮をめぐる国際情勢について、習近平国家主席の訪朝、トランプ大統領からの親書、板門店での電撃米朝会談など目まぐるしく変貌している。南北統一は無理、そこで北朝鮮をどう分割するかということまでまことしやかに協議されているという。
多大浦事件について述べている。36年前、1983年12月3日、釜山の海岸に北朝鮮工作員が浸入しようとして捕まった事件である。
救出への道コーナーは選挙に関し、いまだ救出できないこと、憲法を改正し、一刻も早く救出に向えるようにと訴えている。
日本政府ご家族の声は有本恵子さんへ、2019年1月に収録した有本明弘さんからのメッセージが出ている。1324:50の緊急放送ISに次いで、いつもの日本への脱出方法などについて。

1300代の朝鮮語と日本語放送、20日土曜日はパラオ送信も強力である。台湾送信は9705kHzにだけジャミングがかけられている。これ以外の周波数へのジャミングは確認できない。
「ふるさとの唱歌コーナー」は荒城の月と、思い出のアルバムの2曲が出ている。「日本政府からご家族の声」は石岡亨さんへ、章さんから2019年2月の手紙が代読されている。
ふるさとの声は6月30日、北秋田市で開催された「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録から秋田県知事ビデオメッセージである。
今週の一曲、朝鮮語は、GO-BANG'Sの「あいにきてI・NEED・YOU」と、チェッカーズの「夜明けのブレス」の2曲が出ている。今年4月にも登場している。日本語は6月30日北秋田市での公開収録から山口采希さんの「空と海の向こう」である。1357番組終了、パラオ送信はBabcock Musicが流れている。

1405の「しおかぜ」は5980と6165kHz、ジャミングは5980kHzに出ているが6165kHzは出ていない。しかし八俣の電波はこの時間も強力、ジャミングの影響は全くない。この時間は先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は3波とも強力である、各波ジャミングも全くない。懐かしい日本の歌「おはなしゆびさん」で放送開始。
拉致問題解説は、田口八重子さんについて、1978年6月ごろ東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2018年9月東京で開催の国民大集会での収録。続いてお兄さん本田勝さんからは2019年2月収録のメッセージ、子供を置き去りにして行方不明になった当時の模様が詳しく出ている。そしてこの2019年2月9日、「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、水前寺清子の「365歩のマーチ」である。この番組は2019年3月27日、4月18日、28日、5月8日、19日、30日、6月9日、20日、30日、7月10日と同じ内容である。


1600の「しおかぜ」初めて5935と5980kHzの2波が出ている。両波ともジャミングが出ているが大きな影響はない。八俣の電波はきわめて強力である。
この時間は先週並びに1300と同じ番組である。後半1630は朝鮮語放送である。
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