2019年06月16日

6月15日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5935と6070kHzの2波、6070kHzにはジャミングが出ている。5935kHzは弱いながらも出ているが全く影響はない。
土曜日は日本語放送から、いつものように周波数の告知から、そして北朝鮮当局へ特定失踪者問題調査会の論評が出ている。以下その内容、かなり過激な表現である。
無駄なことはやめるべきである
 最近救う会のホームページがサイバー攻撃を受けたのに続き、特定失踪者問題調査会もサイバー攻撃を受けている。現在警視庁及び専門機関の協力も得て対策を行っているが、このようなことで拉致被害者救出の動きを妨害できると考えている者がいるとすれば世界の笑いものになったとしても不思議ではない。そもそも人口の半数近くが飢餓線上にありながら金正恩をはじめとするヤクザ集団だけが肥え太り、国際社会に対しては核・ミサイルなどで愚かな脅かしをしている奴らの姿はまさに自ら滅亡の道を突っ走っていると言えるであろう。
 このヤクザ集団は自らの過ちを隠蔽するために、人民の生活が苦しいのは日本や米国が圧力をかけているからと、途方もないでっち上げを繰り返している。それが詐欺師でも恥ずかしくて語れないような嘘であることは、ヤクザの頭目である金正恩が最もよく知っている。北朝鮮では国民が貧しく人権も省みられていないことは言うまでもないが、例えば日本時代正確に走っていた鉄道も今は時刻表などあってなきがごときであり、しかもその鉄道はほとんどが日本時代の施設を使っているのである。ダムも工場も、まともに稼働しているのは日本時代のものばかりであり、北朝鮮では「日本のものなら犬の糞でも良い」ということわざがあるほどだ。
 そのようなヤクザ集団が国際的に追い詰められている。先般やっと実現した米朝首脳会談ですら、彼らがそれまで「山犬米帝奴ら」と言ってきた相手の頭目にひれ伏しても制裁解除をしてもらうことはできなかった。わが「しおかぜ」に対して細々と行っている妨害電波もこの4月からの2波同時送信により全く無力となっているのである。そんな奴らの悪あがきがサイバー攻撃に現れている。
 さらに奴らの取るに足らない「労働新聞」では、こともあろうに自らが行った許されざる悪行である拉致問題について、日本国内で所在が確認された特定失踪者をもってその全てが拉致でないかのような愚かな妄言を弄している。しかしその一方で何度も「特定失踪者」という言葉を持ち出しているのは、多数の拉致被害者が明らかになれば日本がさらに圧力をかけてくるという自らのやましさの現れであり、サッカーで言うなら「オウンゴール」と言っても過言ではないだろう。
 そもそも2002年9月17日、金正日の奴が小泉首相の前で拉致を認め謝罪するまで、その「労働新聞」は北朝鮮が拉致などしたこともないと、恥ずかしげもなく喚き続けていたのである。それが真っ赤な嘘だったことはすでに世界中が知っている。白頭山が漢拏山であるというような嘘をつき続けている北朝鮮当局者どもの言うことを小学生ですら信じないのは当然のことである。
 もとより金日成がわが国を打倒して国を取り戻したなどという荒唐無稽な嘘で成り立っているのが今の金正恩徒党である。奴の祖父金日成はスターリンによって任命された、単なる傀儡に過ぎなかったし、その息子金正日は人民を抑圧した揚げ句、最後は父親を殺してしまった。その息子にもし生き延びる可能性があるとすれば、日本生まれの母高容姫、そして奴らが忌み嫌う日本軍国主義に協力した祖父高ギョンテクのつながりを重視して、日本に許しを請うしかないであろう。
 安倍総理は「条件を付けずに金正恩と会う」と、まさに信じがたいような雅量を示している。このようなとき日本に背を向けるなら、私たちの忍耐にも限界があると言わざるを得ない。山賊のささやかな強盗行為を「ポチョンポ戦闘」で日本に勝ったなどと恥ずかしげもなく大騒ぎする程度の国が、かつて世界のほとんどの大国と戦って米国以外には負けていないわが国を脅すなど笑止千万である。
 安倍総理が「条件を付けずに会う」のは別に金正恩とは限らない。北朝鮮当局者は無駄なことをやめるべきである。


続いて、北朝鮮へ韓国が人道支援に乗り出そうとしている、6月7日の産経新聞から引用している。
 韓国の文在寅政権が北朝鮮に対する本格的な人道支援に乗り出した。国連機関の支援事業への資金拠出を決めたほか、大規模な食糧支援に向けて時期や方法を探っている。膠着化した米朝非核化交渉や南北対話の再始動の糸口にしたい考えだ。だが、食糧支援の必要性を疑問視する見方も根強く、北朝鮮自体が文政権からの人道支援に冷淡な態度を取り続けている。
 文政権は5日、世界食糧計画などが北朝鮮で進める児童・妊産婦への栄養・医療支援事業に800万ドル(8億6700万円)を拠出する手続きを終えた。食糧支援についても与党議員が5月末に「政府が近く国際機関を通じて5万トンを支援する予定だ」と述べた。
 文大統領は、支援について「人道」や「同胞愛」を強調する一方、滞った米朝交渉の「突破口を開く効果もある」と説明してきた。北朝鮮は2月の米朝首脳会談後、韓国との協議も拒否した状態だが、食糧を直接送るとなると、自然と南北協議の機会が生まれるとの思惑もある。
 だが、野党など保守層には食糧支援に懐疑的な見方が強く、韓国の北朝鮮専門サイトなどは、北朝鮮の主要都市で米の価格が4月末まで6か月連続で下落しているとの調査内容を示した。価格が下がるぐらい米が足りているというのだ。
 文政権の支援方針は、昨年の北朝鮮の食糧生産を490万トンと推定、136万トンが不足するとしたWFPなどの報告書に依拠している。韓国の専門家らは、WFPが北朝鮮の統計も使っているため、「不足分の水増しがある」とみつつも、ここ10年で最も深刻なのは確かで、少なくとも数十万トンは不足すると分析する。
 米価下落は、所得の減った庶民が米を買う代わりに別の穀物でしのいでいるためだとの見方も出ている。
国やロシアが既に北朝鮮に食糧支援を行っているのに対し、米国務省は「国連決議は食糧輸入を禁じていない」と強調してきた。足りなければ、他国から買えばいいとの立場だ。ヘイリー前米国連大使は「金正恩朝鮮労働党委員長が食糧を受け取れば、節約した資金を核兵器開発に回すだろう」と警告した。
 北朝鮮は1~5月の全国の平均降水量が観測史上最低になるとし、深刻な干ばつへの備えを訴えている。一方で、文政権の人道支援方針を、南北合意の履行という「根本問題を後回しにしたざれ言や恩着せ」だと宣伝サイトで一蹴。中国で5月下旬に韓国の民間団体と会った北朝鮮関係者も「根本問題から目をそらすな」と苦言を呈した。開城(ケソン)工業団地の再開などカネを生み出す経済協力事業を先にやれとの意味だ。党機関紙、労働新聞も「『援助』は開発途上国の命綱を握ろうとする帝国主義者らの略奪手段だった」と牽制(けんせい)した。
 北朝鮮の駐ジュネーブ国際機関代表部大使はロイター通信との5月のインタビューで「支援を受けても良いが、受けなくとも自ら管理できる。問題は国連制裁だ」と述べ、食糧を輸入するにも制裁で銀行決済が不可能だと主張した。制裁解除が先決で、食糧支援を外交カードには使わせないとの北朝鮮の意思が読み取れる。対話再開の呼び水にしようとした文氏の食糧支援計画は、開始前から暗礁に乗り上げているようだ。

「日本政府からご家族の声」は松木薫さんへ、弟さん松木信弘さんからの2019年2月に収録したメッセージが出ている。1324:30に緊急放送ISの後いつもの「日本への脱出方法」について。
後半1330は朝鮮語放送、1300と同じ内容である。引き続き受信状態は良好である。

1300代の朝鮮語と日本語放送は、パラオ台湾送信ともに強力である。9705kHzへのジャミングもほとんど影響はない。これ以外の周波数にはジャミングがない。
1430の「ふるさとの風はパラオの9960kHz、台湾送信が9450と9560kHzの合わせて3波が強力である。いずれもジャミングは全くない。受信状態は極めて良好である。
懐かしい日本の歌「荒城の月」で番組開始。拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま行方不明に、1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、、お兄さん石岡章さんから、2019年2月の手紙が代読されている。2018年は暑い夏と大災害の起きたことを述べている。。
今日の一曲は1973年のヒット曲、小柳ルミ子の「春の訪れ」である。2016年5月の今週の一曲に登場して以来である。この番組は2019年3月23日、4月2日、12日、24日、5月4日、14日、24日、6月5日と同じ内容である。

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