昨日から周波数変更をした「しおかぜ」、1300は5980と6040kHzに出ている。八俣からの電波は極めて強く、6040kHzのジャミングも全く影響がない。木曜日の英語放送がクリアーに聞こえている。S9+50dBを超す強さである。
「しおかぜ」へのジャミングについて、5月9日付の調査会ニュースは次のように伝えている。
短波二重放送に北朝鮮妨害できず【調査会NEWS2978】(R01.5.9)
特定失踪者問題調査会副代表 村尾建兒
4月2日短波による二重放送を始めてから経過ました。以下は現時点の各時間帯への妨害状況です。
22:00~ 1波に妨害確認、2波には未確認
23:05~ 1波に妨害確認、2波には未確認
01:00~ 1波、2波共に未確認
妨害電波が最初に確認されたのも、放送開始から1週間と対応はこれまでの中では遅く、2重の放送に対して同時に妨害を発射してくる様子は見られません。要するに片方の放送は確実に北朝鮮内で聴取可能、深夜に至っては二つの周波数共にフリーで聴こえているという事です。
過去において、自国の放送を止めても海外からの放送に対する妨害電波は止めなかった北朝鮮当局でも、今回の二重放送に対応しきれていない事がよくわかります。北朝鮮元工作員の証言からも、妨害電波発射施設は200箇所存在すると言われていますが、今回の対応の理由がエネルギー事情なのか、それとも内部的混乱なのか、もう少し監視を続ける必要があります。
少なくとも言える事は、二重放送の効果は非常に高いということです。出来るだけ聴きやすい状況を確保し、北朝鮮に囚われた全ての日本人へ情報を届けるために、今後も全力で取り組んで参ります。引き続き皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
1405の「しおかぜ」は5920と6165kHzである。この時間も八俣の電波は強力で、5920kHzのジャミングもほとんどわからない。先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1300の「イルボネパラム」は9965、9940、9465kHzがクリアーに聞こえている。1330の「ふるさとの風」は9965、9705、9455kHzである。9705kHzにだけジャミングが確認できるがそれ以外は出ていないようだ。しかしパラオ、台湾送信ともに強力で受信状態は極めて良好である。
「ふるさとの風ニュース」は4月19日、ワシントンDCでの河野外務大臣、岩屋防衛大臣とボルトン補佐官の会談について。続いて日本語番組では、新コーナー「ふるさとの唱歌コーナー」、今回は「めだかの学校」と「荒城の月」の2曲である。
今週の一曲、朝鮮語は井上陽水・奥田民生の「さよなら」と、たまの「さよなら人類」が出ている。それぞれ今年1月と4月に登場している。日本語は1978年のヒット曲、堀内孝雄の「君の瞳は一万ボルト」、今年2月に登場している。
ふるさとの声は1月29日拉致問題啓発舞台劇「めぐみへの誓い―奪還―」市川市公演から、笠原智市川市副市長の挨拶が出ている。
1430の「ふるさとの風」は3波とも良好である。パラオの9960kHz、台湾の9450、9560kHzいずれもジャミングはなくクリアーに聞こえている。9日木曜日はこの時間も1330と同じ番組である。そして1457にアニメソング「リボンの騎士」が出ている。