1300の「しおかぜ」は混信の中7345kHzでかろうじて聞こえている。昨日と同じ番組で、前半日本語放送、後半1330は朝鮮語である。ジャミングはわからない。
1405の「しおかぜ」は6085kHz、これには強力なジャミングが出ている。かろうじて聞き取りは可能である。
1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」はパラオ、台湾送信各波強力である。いずれもジャミングは全くない。「ふるさとの風ニュース」は2月28日総理大臣公邸で会見、ドナルド・トランプ大統領との電話会談について次のように述べた。
「先ほど、トランプ大統領と電話首脳会談を行い、2回目の米朝首脳会談の結果について報告を受けました。朝鮮半島の非核化を実現するとの強い決意の下、安易な譲歩を行わず、同時に建設的な議論を続け、北朝鮮の具体的な行動を促していく。そのトランプ大統領の決断を日本は全面的に支持いたします。そして、日本にとって重要な拉致問題については、昨夜の通訳を交えての一対一の会談で、テタテの会談において、私の拉致問題についての考え方を金正恩(キム・ジョンウン)委員長に伝えていただいたということでございます。詳細については、ここで御紹介することは差し控えますが、その後の夕食会においても、再びトランプ大統領が拉致問題を提議し、首脳間で真剣な議論が行われたと伺っております。
次は、私自身が金正恩委員長と向き合わなければいけないと、このように決意しております。今後とも、拉致問題、そして核問題、ミサイル問題、こうした問題の解決に向けて、日米でしっかりと緊密に連携していきたいと思います。」
ニュース解説は3月7日、米高官の発言について。東倉里(トンチャンリ)のミサイル発射場が再稼働させるのではないか、寧辺に軽水炉を建設しているのではという憶測内容。
今週の一曲、朝鮮語は2000年のヒット曲GO!GO!7188で「こいのうた」である。1430の今日の一曲で毎回登場している。日本語放送は1977年のヒット曲、沢田研二の「勝手にしやがれ」、昨年11月に登場している。
ふるさとの声は12月8日熊本県庁で開催された「北朝鮮拉致問題解決に向けた講演会」から熊本県知事と熊本県議会議員からのメッセージが出ている。
一週間続いたこの番組も今日が最後である。日曜日1400の9965kHzは引き続きパラオからの朝鮮語番組が出ている。15分間の福音放送で、北朝鮮向けの放送である。
1430の「ふるさとの風」は9960と9560kHzがきわめて強力である。この時間最近では9560kHzが聞こえるのは久しぶりである。7295kHzも聞こえるが5kHz下の混信がうるさい。懐かしい日本の歌「おはなしゆびさん」で放送開始。
拉致問題解説は、田口八重子さんについて、1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事故である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2018年9月開催の国民大集会での収録。続いて2017年1月15日に開催された、「拉致問題を考える国民のつどいin広島」での収録から。そしてお兄さん本田勝さんからは2018年9月の国民大集会での収録。同じく2018年9月、国民大集会で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、水前寺清子の「365歩のマーチ」である。昨年9月にも登場している。最後は12人の拉致被害者氏名の読み上げで終了している。この番組は2019年2月3日、13日、23日、3月7日と同じ内容である。