2018年11月12日

11月11日「しおかぜ」

11日1300の「しおかぜ」は7245kHz、八俣の電波は極めて強力である。ローカル局並みの強さで、いつもの混信はほとんどわからない、番組は昨日と同じで、日本語放送から始まっている。やはり先週から土日は同じ編成となったようである。
10月27日、愛媛県松山市で開催された「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録から、中村時広愛媛県知事のメッセージ、野志克仁松山市長のメッセージが出ている。
続いて 政府公募で入賞した作文の朗読、特定失踪者大政由美さん母・大政悦子さんのメッセージ、救出への道コーナーは10月5日、54歳の誕生日を迎えた、めぐみさんへの思いを綴った横田早紀江さんの手紙が読み上げられている。これは10月7日産経新聞に掲載されたもので、10月20日の放送でも読み上げられている。
再び緊急放送ISとスケジュールなどのアナウンスで終了、後半1330は朝鮮語放送である。
1405の「しおかぜ」は6085kHz、ジャミングは出ているが、八俣の電波も健闘している。ほぼ互角の勝負といったところ。この時間は先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。後半はさらに強くなりジャミングの影響はなくなった。

1300代の対策本部の放送、台湾送信、パラオ送信ともに並みの強さ、ジャミングがないので聞き取りは十分可能である。一週間続いた最後の放送である。
今週の一曲、朝鮮語は小柳ゆきの「あなたのキスを数えましょう~You were mine~」が出ている。昨年12月以来の登場である。日本語放送は1972年のヒット曲、天地真理の「一人じゃないの」、これは今年7月に登場したばかりである。ここに登場するのはこれまで放送された曲以外は出ることがない。通常のラジオ放送などではどんな曲でも電波に乗るはずだが、こと北朝鮮向け放送ではそうはいかないそうだ。なんでも事前にこの曲を使いたいとOKが出ないとダメとか。歌手はどうぞ自由に使ってください、しかし曲を管理するその筋がそんな放送には使ってほしくないというらしい。そんなこともあり同じ曲がたらいまわしに使われているわけだ。
芸能界もメディアも、政治家も拉致問題には関わりたくない、深入りしたくないのが本音のようだ。

1430の「ふるさとの風」、パラオの9960kHzが最強、台湾送信の9560、7295kHzも強い。懐かしい日本の歌は「ずいずいずっころばし」で始まった。拉致問題解説は、田口八重子さんについて、1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事故である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。続いて2017年1月15日に開催された、「拉致問題を考える国民のつどいin広島」での収録から。そしてお兄さん本田勝さんからは2018年2月に収録された新しいメッセージである。最後に2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は2014年下半期放送のNHKテレビドラマ「マッサン」の主題歌、中島みゆきで「麦の唄」が出ている。この番組は2018年4月5日、15日、25日、5月5日、17日、27日、6月6日、17日、28日、7月8日、18日、29日、8月8日、19日、30日、9月9日、19日、29日、10月11日、21日、31日と同じ内容である。

1600の「ふるさとの風」は台湾送信の9690kHzとパラオの9975kHzが肩を並べている。S9+20dBを超える強さである。ジャミングは全く分からない、この時間は1330と同じ番組で、1627にアニメソング「魔法使いサリー」が出ている。9690kHzだけが1630まで送出されている。

1600の「しおかぜ」は6110kHz、ジャミングはこのところ、下側波帯に出ている、したがって下側を切ればほとんどその影響はない。昨日と同じ高すぇいで、日本語放送から出ている。



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