2018年05月15日

5月14日ふるさとの風

1300の「イルボネパラム」は9900kHzに強烈なジャミングが出てきた。ようやくこの周波数へ出すことのできる送信機が整ったようだ。9940と9465kHzはクリアーに聞こえている。
拉致問題インフォメーションは、加藤拉致問題担当大臣が、5月3日(木)から6日(日)までの日程で、米国のニューヨークおよびワシントンD.C.を訪問した。帰国後の記者会見で次のように述べた。
訪米についてのご報告を申し上げます。5月3日から6日まで、米国のニューヨーク及びワシントンD.C.に行ってまいりました。拉致問題担当大臣として訪米するのは3回目となります。ニューヨークでは国連本部においてシンポジウムを開催し、拉致被害者御家族の横田拓也氏、飯塚耕一郎氏、また特定失踪者御家族の生島馨子氏から肉親との再会を願う切実な思いを訴えてもらいました。さらに、オットー・ワームビア氏の御両親及び脱北者のチ・ソンホ氏と、拉致問題をはじめとする北朝鮮の人権侵害の実態について有意義な意見交換を行うとともに、その後のシンポジウムにおいて北朝鮮による人権侵害を受けた当事者としての「生の声」を訴えていただきました。さらに、日米韓の有識者におけるパネルディスカッションにおいて、拉致問題をはじめとする人権問題の解決に向けた国際連携の在り方についての議論をいたしました。ワシントンD.C.では、家族会、救う会、拉致議連とともに、ポッティンジャー国家安全保障担当大統領次席補佐官及びシャノン国務次官と会談を行い、拉致問題の経緯、そして、拉致問題の真の解決とは、すべての拉致被害者の一日も早い帰国にほかならない旨を改めて説明をし、米朝首脳会談を見据え、より一層の連携・協力を働きかけてまいりました。加えて、現地紙によるインタビュー等を通じ、拉致問題に関する米国市民の理解を深めることができたと考えております。拉致問題については、引き続き、全ての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向けて、あらゆる施策を講じていきたいと思います。

ニュース解説は「中国専門家の見方」について、6月12日シンガポールでの米中首脳会談が決まり、中国の出方を注視している。
今週の一曲、朝鮮語はLe Couple (ル・クプル)「ひだまりの詩」、今年3月に登場している。日本語放送は1968年のヒット曲ザ・タイガースの「花の首飾り」が出ている。局の組み合わせは昨年4月と同じである。
ふるさとの声は、田口八重子さんのお兄さん本間勝さんからのメッセージ、2018年2月の収録である。このあとスケジュールなどのアナウンスがあり、1357に終了している。

1300の「しおかぜ」は7215kHz、かなり強烈なノイズジャミングが出ているようだが、それを上回る強さで八俣の電波は聞こえている。月曜日は失踪者、拉致被害者の氏名生年月日などの読み上げである。
1405の7325kHzもジャミングで聞きづらい、先週5月7日1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」はパラオ送信、台湾送信共に強力である。9560kHzが一番早く聞こえている。次に9450kHz、一番遅れているのがパラオの9960kHzである。懐かしい日本の歌「どこかで春が」で番組開始。
拉致問題解説は、松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、偽遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんのメッセージで、2018年2月に収録した新しい内容である。2014年に92歳でお母さんが亡くなったことなども語っている。次いで弟松木信弘さんからも2018年2月収録のメッセージ。RFAからもこれらのメッセージが流れていると語っている。最後に二番目の姉松木照代さんから、これは以前と同じ2014年2月収録のメッセージが出ている。
今日の一曲は、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」、松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。
この番組は2018年3月16日、25日、4月3日、13日、23日、5月3日と同じ内容である。

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