1300の「しおかぜ」は5935kHz、混信も軽微で、受信状態は極めて良好である。土曜日は日本語放送から、いつものように緊急方法メッセージから。
番組は先回の続きで、去る1月23日、特定失踪者家族会はICC国際刑事裁判所に人権侵害の申し立てをしたニュースから。オランダハーグでの増本輝明さん、大沢正一さんからのメッセージが出ている。また竹下玉治さん、森本美沙さんからのメッセージも出ている。
ICC事務局は申立書を受理したこと、545名の失踪者リストも併せて手渡したことが報告されている。今回は特に日本政府の後ろ盾があったことが挙げられる。
救出への道コーナーは、増本輝明さんから、1月23~28日にハーグへ出向いたことなど。1324:35に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
1405の「しおかぜ」は6085kHz、パルスジャミングが結構強い。この時間は毎日同じ番組で先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1300代の朝鮮語、日本語放送はそれなりに聞こえている。毎日同じ番組が出ている。9950kHzは弱く実用レベルには程遠い。
1430の「ふるさとの風」は台湾送信が聞こえている。パラオの9960kHzは強いが、WHRの英語番組が誤送出されている。7295kHzが特に強い。9960kHzは1440に英語番組終了、無音のあと1442日本語放送に戻った。
懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は、田口八重子さんについて、1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。続いて2017年1月15日に開催された、「拉致問題を考える国民のつどいin広島」における収録から。そしてお兄さん本田勝さんからのメッセージは2016年2月に収録されたメッセージ、地元の民謡も歌っている。最後に2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は2014年下半期NHKテレビドラマ「マッサン」の主題歌、中島みゆきで「麦の唄」が出ている。この番組は2017年11月3日、12日、21日、30日、12月9日、18日、2018年2月1日と同じ内容である。