今年も、12月10日〜16日の北朝鮮人権問題啓発週間関連行事として、12月16日、土曜日に政府主催国際シンポジウムが開かれる。「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録も行われ、これらの模様は短波放送で生中継される。
1300の「しおかぜ」はまだ7410kHzに出ている。昨年は一ヶ月を待たず、11月17日に周波数変更をしているが今回はその気はないようだ。前半朝鮮語、後半は日本語放送で、昨日と同じ番組である。
1405の「しおかぜ」は6095kHz、ジャミングは聞こえない、八俣からの電波も強く受信状態は良好である。この時間は先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1300の「イルボネパラム」は9465kHzが強力である。7295、9950kHzも十分実用になるレベルである。この時間9895kHzでCNR1が聞こえるが、これは9898kHzに出ている諾威西蔵之声へのジャミングである。
1330の「ふるさとの声」も9705kHzが強い、しかし9950kHzはスキップ状態である。ニュース解説が終わったころから9705kHzも聞こえなくなった。7295kHzは良好である。
1430のふるさとの風」は9960kHzのパラオ送信が聞こえるのみだ、台湾送信は完全にスキップ、全く聞こえない。7294kHzではCNR1が聞こえている。懐かしい日本の歌は「おはなしゆびさん」、9日前と同じである。
拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、偽遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんのメッセージ。2017年4月東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」において収録したもの。同じく2017年7月8日に開催された「拉致問題を考える国民の集いin福岡」において収録したメッセージ。次いで弟松木信弘さんから2017年8月収録のメッセージ。最後に二番目の姉松木照代さんから、2014年2月収録のメッセージが出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」、最後の周波数アナウンスは台湾送信波のみが出ている。この時間の番組は2017年11月1日、10日と同じ内容である。