10日午後、参議院で「北朝鮮による拉致等に関する特別委員会」が開催された。参考人として5名、
飯塚繁雄(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表)
横田早紀江
斉藤文代
西岡力(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 麗澤大学客員教授)
荒木和博(特定失踪者問題調査会代表 拓殖大学海外事情研究所教授)
が出席意見を述べていた。
最後の荒木さんは過去DNA偽装事件や、めぐみさん拉致に代表される隠ぺい工作を指摘、政府の無策ぶりなどをかなりきつい表現で発言。
短波放送についても緊急体制で臨んでいること、場合によっては放送時間の延長、生放送も考えている。自衛隊による救出は現状では相手方がノーというからできないが、体制崩壊など状況によっては日本から救出に向かうことが必要としている。
この後質疑などもあり約1時間50分ほどの特別委員会が終了した。しかしこの委員会でも何も進展することはないだろう。各党からの質問者もまるで他人事。拉致対策本部に何をしてほしいかという質問も出ていたが、こんなことを参考人に聞くこと自体何もしていない証拠だ。拉致被害者を取り戻すこと、こんなこともわからない、知らないのかと言いたくなる。
当然のことながらこの参考人らの意見がニュースになることはない。テレビ局にとってはどこぞの大統領のほうが大事だから。
1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」、各波台湾送信は今日も強力に届いている。ただいつもに比べフェージングが強いようだ。この時間は毎日同じ番組が出ている。
1300の「しおかぜ」は6040kHz、ジャミングに中、朝鮮語放送が聞こえている。水曜日は一時間朝鮮語放送が出ている。1405の「しおかぜ」が6090kHz、八俣の電波は極めて強力である。ジャミングも全くない、ローカル局並みに入感している。S9+50dBほどである。
1430の「ふるさとの風」は9450、9560、9960kHz、3波とも強力である、ジャミングは全くない。懐かしい日本の歌「シャボン玉」で始まった。
拉致問題解説は市川修一さんについて。1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
故郷の声は市川修一さんへ、お兄さんの市川健一さんから2016年2月24日収録のメッセージ。続いてお姉さん市川龍子さんからも2016年2月24日収録のメッセージ。このあと中学高校生時代の友人花牟礼薫さん、小中学校同級生の高山孝一さんからのメッセージは2007年に収録されたものが出ている。
今日の一曲は1972年のヒット曲、山本リンダの「どうにも止まらない」、昨年朝鮮語放送でも登場している。曲の組み合わせが変わっただけでメッセージなどは従来と同じ内容である。この番組は2017年2月5日、14日、3月4日、13日、22日、31日、4月4日、13日、22日、5月1日と同じ内容である。