2017年05月03日

5月2日「しおかぜ」

1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」は昨日から新しい内容の番組が出ている。先の国民大集会における安部総理の挨拶はきのう書いたとおり。引き続き加藤拉致問題担当大臣の挨拶は以下のとおり。
今日は、家族会・救う会・拉致議連・知事の会そして地方議会全国協議会の皆様方にはこの国民大集会を開催していただきましたことを心から御礼申し上げたいと思います。またご出席の皆様方には日ごろから拉致問題には大変強い関心を持ち、それぞれの地域で様々な取り組みをしていただいていることに心から感謝申し上げます。
私もこの大臣の職についてから1年半が経っているところですが、北朝鮮に残された拉致被害者の皆さん方の帰国どころかそれに向けての具体的な道筋を未だに見いだせないということは、本当に痛恨の極みであり、ご家族、被害者初め、皆様方に本当に申し訳なく思っているところでございます。
また先ほどからお話がありましたが、拉致から40年、家族会が結成されて20年、これだけの長い年月が流れる中で、拉致被害者の皆さん方、そしてご家族の皆さん方がその分だけ年を重ねて、一日一日の思いというものが本当に大変なものだということを、私も痛感をしているわけです。
またその思いが先般の家族会・救う会の今年の運動方針では「今年中」という言葉が盛り込まれたということにつながっていると思います。先ほども総理と共に、またご家族の皆さん方からもその切実なる思いを聞かせていただきました。本当に切迫した状況にあるということを共に共有させていただきたいと思いました。
また本日の主催者でもある拉致議連の皆様におかれましても、そうした家族の思いを受け止め、すべての拉致被害者の早期帰国実現に向けた具体的な方策について先日の20日に提言をいただいたところです。
政府として、こうした提言も踏まえ、拉致問題の早期解決に全力で取り組んでいきたいと思っています。
申し上げるまでもなく、北朝鮮は拉致問題に真摯に取り組もうとしないばかりか、核、そして弾道ミサイルの発射等挑発行為を繰り返し、国際社会の声にも一向に耳を借す気配を見せていないわけです。このような北朝鮮の暴挙を容認することは断じてできないわけであります。
わが国も安保理事国として厳しい制裁決議の採択に主導性を発揮するとともに、アメリカや韓国共々、関係国が協調して独自の措置を実施するなど断固たる姿勢で臨んでいるところでございます。
他方で国際社会においては、拉致問題を含め北朝鮮の人権問題に関する改善を求める機運は年々高まっています。昨年12月に拉致問題を含む北朝鮮の人権状況の改善を求める国連総会の決議が12年連続で採択され、また先月は国連人権理事会において拉致問題を含む北朝鮮の人権侵害に対する責任追及のメカニズムの検討に向けた具体的な施策を盛り込んだ決議も採択されました。
また2月の日米首脳会談、そして先日のペンス米国副大統領との総理表敬の際にも拉致問題の早期解決の重要性について完全に一致しているわけであります。
先ほど総理からもお話がありました。拉致問題は安倍内閣の最重要課題であり、そして後ろにある看板の通り最優先で取り組むべき課題であるということは明確に位置づけられ、何ら変わるものではありません。
今後とも、対話と圧力、行動対行動の原則のもと、今様々に行われている北朝鮮に対する一連の厳しい措置を一つのてことし、またきっかけとして、対話を通じてすべての拉致被害者の方々の一日も早い帰国につながる具体的な行動を北朝鮮から引き出すべく、あらゆる政策を駆使していきたいと考えております。
この集会にご出席の皆さん方が、まさに日本国民が心を一つにして拉致問題に対する強い怒りを持ち、そして拉致問題の解決に向けた強い旗幟を示していただいていると思います。それをしっかり受け、我々政府としても全力で取り組むことをお約束し、今後とも宜しくお願いいたします。ありがとうございました。

ニュース解説は「朝鮮半島緊張の可能性」について。朝鮮語、日本語放送共に今週の一曲は無し。

1300の「しおかぜ」は6040kHz、ジャミングは出ているが八俣の電波の方が強い、大きな影響はない。29日から続いている日本語放送は今日で連続4日間同じ番組を繰り返している。30分番組の中で6回も繰り返されている。
「こちらはしおかぜです。東京からお伝えしています。ここで北朝鮮に囚われたすべての日本人の皆さんに向け、身の安全にかかわる緊急警戒情報をお伝えします。
日本政府によると、北朝鮮は29日午前5時30ごろ、北朝鮮内陸部の北倉付近から一発の弾道ミサイルを北東方向に発射した模様、発射された弾道ミサイルは、約50キロ離れた北朝鮮内陸部に落下したものと推定されると発表しました。
これまでアメリカは北朝鮮金正恩に対し、核実験や弾道ミサイルの発射を実施した場合、報復として武力行使も辞さないと再三警告しています。またNHKは、日本の防衛省関係者によると、29日昼過ぎにかけて、アメリカ海軍空母カールビンソンが、長崎県沖対馬海峡を通過したと伝え、進路はさらに北上する見込みです。すでに射程距離内に入っているとも言われ、今後北朝鮮に対し、ミサイルによる空爆の危険性が非常に高まっています。北朝鮮内部に大きな混乱が発生するかもしれません。
拉致被害者の皆さん、北朝鮮に囚われた日本人の皆さん、常に緊急事態に備え、身の安全の確保を最優先に行動してください。有事の際、可能であるならば、イギリス、ドイツなど大使館へ避難してください。拉致被害者の皆さん、北朝鮮に囚われた日本人の皆さん、常に緊急事態に備え、身の安全の確保を最優先に行動してください。有事の際、可能であるならば、イギリス、ドイツなど大使館へ避難してください。しおかぜでは新たな情報が入り次第、皆さんにお伝えします。」

1405の「しおかぜ」は6090kHz、混信も弱く受信状態は良好である。この時間は先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9450、9560、9960kHz、この時間3波とも強力に入感している。9450kHzも10kHz下のジャミング放送の被りが若干ある。懐かしい日本の歌は「めだかの学校」である。拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
ふるさとの声は拉致被害者松本京子さんへ、2016年2月に収録のお兄さん松本肇さんからのメッセージ。そして2015年8月に日本政府が制作した松本肇さんのビデオメッセージ。京子さんが当時縫製会社に勤めていた同僚だった友人福本成子さんとウメさん二人から2007年の収録メッセージ、同級生矢倉修さんからも2007年収録で過去放送されたメッセージと同じ内容ある。
今日の一曲は1977年のヒット曲狩人の「あずさ2号」、いまだに旅立ったまま、生涯帰ることのできない人はどんな思いで聞くのだろう。この曲で一躍有名になった列車で、現在新宿8時発は特急スーパーあずさ5号である。2016年12月12日であずさ運転開始50年を記念して12月17日に特別列車が走った、そしてこの歌も40年がたった。この時間、最初の歌が変更されたのみで、後はこれまでと同じ内容である。この番組は2017年2月6日、24日、3月5日、14日、23日、4月1日、5日、14日、23日の再放送である。
1600の「しおかぜ」は7215kHz、この時間も強力である。1300の6040kHzと同じ緊急警戒情報が出ている。

1600、1700の「ふるさとの風」も強力に入感している。これらの時間は1430と同じ番組が出ている。
1500、1530、1630の朝鮮語放送はすべて同じ番組である。
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