2017年04月20日

4月19日「しおかぜ」

18日付の調査会ニュースによれば、中波でも緊急警戒放送を始めたとある。IBBのモニターは20秒間しか音声ファイルがなく、この間では18日の放送でも確認はできない。
4月13日木曜日以降は18日まですべて日本語放送で、失踪者の氏名読み上げが出ている。
19日の「しおかぜ」6040kHzはジャミングが聞こえない、同波の混信も少なく、朝鮮語放送がよく聞こえている。通常の番組で緊急放送のアナウンスはない。

1300の「イルボネパラム」9465kHzが最も強い、次に9900、そして9940kHzが何となく弱い。この9940kHzにはジャミングが垂れ流しになっていることが多い、しかしこれは北朝鮮のものではなく、中国が英語放送のかけているジャミングと酷似している。
拉致問題インフォメーションは、ジュネーブで開催された第34回人権理事会における北朝鮮人権状況決議の採択について外務大臣談話が出ている。
24日スイスのジュネーブで開催された人権理事会において、我が国及びEUが共同提出した北朝鮮人権状況決議が無投票採択されたことを高く評価します。
 本年の決議は、2014年2月に公表された「北朝鮮における人権に関する国連調査委員会」の最終報告書の内容を反映させた昨年の人権理事会決議を基に、北朝鮮の組織的かつ広範で深刻な人権侵害を最も強い表現で非難し、北朝鮮に対し、拉致問題を含む全ての人権侵害を終わらせるための措置を早急にとることを要求しています。また、この決議は、北朝鮮による核・ミサイル開発への資源投入が人権・人道状況に与える影響への深刻な懸念を表明した昨年の国連総会決議を認識するとともに、北朝鮮の事態の国際刑事裁判所への付託の検討や人権侵害に最も責任を有するとみられる者を効果的に対象とするための制裁の更なる検討等を通じて、国連安全保障理事会が適切な行動をとることを促す、昨年の国連総会決議を歓迎しています。
 さらに、北朝鮮における人権侵害に係る説明責任の問題に重点的に取り組む専門家グループの勧告を実施するため、ソウルにある現地事務所を含む国連人権高等弁務官事務所の機能を強化することとしています。
 本年の決議が、無投票採択されたことは、拉致問題を始めとする北朝鮮の人権侵害についての国際社会の強い懸念の表れです。我が国は北朝鮮に対し、この決議に示された国際社会の声を真摯に受け止め、拉致問題の早期解決や国際社会との協力に向けた具体的な行動をとるよう、引き続き強く求めていく考えです。

続いて3月29日、日本、モンゴル外務大臣との会談の模様など。ニュース解説は「北朝鮮のミサイル発射失敗」について。4月16日中距離弾道弾の発射に失敗した。
今週の一曲、朝鮮語はGO!GO!7188の「こいのうた」、昨年11月にも登場している。日本語は1972年のヒット曲、森昌子の「同級生」。

1430の「ふるさとの風」は9450と9560と9960kHz、この時間帯、台湾送信の方がパラオ送信よりも強力である。台湾送信が早く聞こえている。懐かしい日本の歌は「トンボのメガネ」、
拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへ、お兄さん飯塚繁雄さんから、2015年3月4日収録のメッセージ。続いて2016年2月7日に政府拉致問題対策本部、東京都の共催により開催された、「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」における収録から。そしてお兄さん本田勝さんからのメッセージも2016年2月に収録、地元佐渡の民謡を歌っている。
2016年9月開催された「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」 で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。このメッセージだけが更新されている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、ビレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」、2010年11月以来の登場である。この番組は2017年2月2日、11日、20日、3月1日、10日と同じ内容である。
1600の「しおかぜ」は7215kHz、ジャミングは出ていないと思われる。受信状態は良好である。1300と同じ朝鮮語放送。1626:20と1656:26に「日本政府からのメッセージ」が出ている。

1600の「ふるさとの風」、7335kHzは1605には混信も全くなくなり受信状態は良好である。1700の6155kHzも混信はなく良好である。いずれも1430と同じ番組が出ている。

1431kHzの「しおかぜ」は4月19日1430の放送は緊急警戒情報を出している。1500の放送は通常の朝鮮語放送である。
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