2016年12月26日

12月25日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は6145kHz、いつになく八俣からの電波は強力である。久しぶりにローカル局並みの受信状態である。前半朝鮮語、後半1330は日本語放送である。
いつものように中波1431kHzで放送を始めるという予告アナウンスがまだ出ている。
まず北朝鮮の妨害電波について。中波1431kHzの妨害電波について述べている。毎日出ているわけではなく、時々出すだけでこれから見ても電力事情の悪さがうかがえる。この中波放送は一旦今年いっぱいで中止、新年度から改めて再開する予定である。
12月10日に日本政府主催で開催された国際シンポジウムについて。北朝鮮の5000ウォン札にも落書きがされているというニュース。金正恩を打倒せよという、デイリーNKやRFAの報道などからの引用。金正日の死亡に北朝鮮住民は泣いたのかというニュース、12月17日の自由北朝鮮放送から。北朝鮮人民は常に騙され続けているという。1352:24に「日本政府からのメッセージ」が出ている。12月1日、加藤拉致問題担当大臣が、米国ニューヨークの国連本部において、オーストラリア、EU、日本、韓国及び米国との共催により開催されたパネル・ディスカッション「北朝鮮の人権状況-現状及び国際社会の取組」に日本政府を代表して出席したという内容である。
後はいつもの周波数アナウンス、緊急放送ISに次いで、日本への連絡用電話、FAX番号、メールアドレスなどが紹介されている。

1300代の「イルボネパラム」「ふるさとの風」はほとんど入感せず、完全にスキップ状態である。台湾送信は日本語放送も聞こえない。季節の移り変わりを実感する伝播状態である。

1430の「ふるさとの風」は9560kHzの台湾送信と9960kHzパラオ送信の2波、9560kHzはスキップ状態、ほとんど聞こえない。9960kHzも幾分弱くノイジーである。
懐かしい日本の歌「ないしょばなし」で始まった。拉致問題解説は曽我ミヨシさん当時46歳について。1978年8月12日夜、佐渡島からひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年10月ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯キムヨンスクを2004年11月に国際手配、犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。関係者はいまも日本国内で通名を使い普通に生活している特別永住者の一人である。日本にはスパイを取り締まる法律はない、今も日本国内で工作員が活動している。
ふるさとの声は曽我ミヨシさんへ、2016年2月収録で曽我ひとみさんの日本語と朝鮮語(日本語放送では韓国語と言っている)によるメッセージが出ている。母と離れ離れになってもう38年になる。続いて2015年9月東京で開かれた「最終決戦の時、不退転の決意で全員救出を!国民大集会」で収録したひとみさんの訴えが出ている。
今日の一曲は1976年のヒット曲荒井由実の「あの日にかえりたい」、2013年11月以来の登場。この番組は最後の周波数アナウンスを除き、2016年4月15日、17日、26日、5月14日、23日、6月1日、10日、19日、28日、7月7日、16日、25日、8月12日、30日、9月8日、17日、26日、10月5日、14日、11月10日、19日、28日、12月7日、16日と同じ内容である。
1600の「しおかぜ」は6110kHz、すでに八俣からの電波も弱くなり受信状態は悪い。上からの被りが強い。

1500代の朝鮮語、1600の日本語放送も台湾送信は聞こえない。パラオ送信がわずかに聞こえるのみである。
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