1300代の朝鮮語と日本語放送、台湾送信は弱いもののかろうじて聞こえている。1330の9705kHzも何とか聞こえている。12月10日土曜日の「国際シンポジウム」と「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録の生中継の放送時間と短波周波数がアナウンスされている。
「国際シンポジウム」生中継は日本時間午後2時から4時まで、日本語は13835kHz、朝鮮語は15740kHz
This symposium will be aired live to North Korea on 15740kHz in Korean and on 13835kHz in Japanese 0500-0700UTC.
「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録の生中継は日本時間午後5時から7時まで、9550kHz
This program will be aired live to North Korea on 9550kHz in Japanese 0800-1000UTC..
拉致問題解説は11月16日国連総会第3委員会にて12年連続12回目の北朝鮮人権状況決議がコンセンサス採択されたことによる、外務大臣談話から。
11月16日ニューヨークで開催中の国連総会第3委員会において,我が国及びEUが共同提出した北朝鮮人権状況決議がコンセンサス採択されたことを高く評価します。
本年の決議は,2014年2月に公表された「北朝鮮における人権に関する国連調査委員会」の最終報告書の内容を反映させた昨年の国連総会決議を基に,北朝鮮の組織的かつ広範で深刻な人権侵害を非難し,北朝鮮に対し,拉致被害者の即時帰国等により,全ての人権侵害を終わらせるための措置を早急にとることを要求しています。また,北朝鮮による核・ミサイル開発への資源投入が,人権・人道状況に与える影響への深刻な懸念についても表明しています。さらに,国連安全保障理事会に対し,北朝鮮の事態の国際刑事裁判所(ICC)への付託や人権侵害に対する制裁の更なる検討等を通じ,適切な行動をとることを促しています。
本年の決議が,コンセンサス採択されたことは,拉致問題を始めとする,北朝鮮の人権侵害についての国際社会の強い懸念の表れです。我が国は,拉致問題の早期解決を含めた北朝鮮の人権状況の改善を強く期待するとともに,国際社会とも協力して,北朝鮮に対し具体的な行動をとるよう引き続き強く求めていく考えです。
ニュース解説は「国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議案」について。
拉致問題解説は日本政府パンフレット「北朝鮮による日本人拉致」から、拉致問題Q&Aの紹介。これは2015年3月、10月、2016年3月にも放送されている。
§ 日本人拉致被害者は何人いるのでしょうか?
政府が、北朝鮮による拉致被害者として認定したのは17名です。このうち5名は、すでに帰国を果たしましたが。残りの12名については帰国できていないままです。
またこのほかにも、行方不明の日本人のうち、拉致の可能性を排除できない方々も多くおられ、政府は認定の有無にかかわらずすべての拉致被害者を一刻も早く帰国させるように、強く求めています。
§ 北朝鮮は拉致を認めたのに、どうしてまだ帰国できない人がいるのでしょうか?
拉致被害者が日本に帰国することにより、スパイ活動など、北朝鮮にとって不都合なことが明らかになるのを恐れているためと考えられています。
例えば、金賢姫(キムヒョンヒ)北朝鮮元工作員は、1987年11月、日本人に成りすまして韓国の航空機を爆破しました。金賢姫元工作員は、拉致被害者田口八重子さんから日本語の教育を受けたと証言しています。しかし、北朝鮮はこの事件への関与を未だに認めておらず、事実が明らかになることを恐れて田口さんを帰国させないといわれています。
§ どうなれば、拉致問題が解決したといえるのでしょうか?
拉致問題の解決には、以下に三つを実現する必要があります。
まずは、全ての拉致被害者の安全を確保し、すぐに帰国させること。
そして、北朝鮮が、拉致被害の真相を明らかにすること。
さらに、北朝鮮が、拉致を実行した者を日本に引き渡すこと。
今週の一曲朝鮮語は高野寛の「虹の都へ」が出ている、昨年5月と今年3月にも登場している。日本語は南こうせつ「国境の風」、約2年ぶりの登場である。