1300の「イルボネパラム」朝鮮語放送は9900と9950kHz、昨日同様9950kHzはスキップ状態、ほとんど聞こえない。一方9900kHzは強力である。後半1330の「ふるさとの風」はコンディションも落ち、9900kHzも聞きづらくなってきた。
拉致問題インフォメーションは9月21日第71回国連総会で安倍総理が演説、北朝鮮に関する部分から。
議長、北朝鮮は今や、平和に対する公然たる脅威としてわれわれの正面に現れました。これに対して何ができるか、今まさに、国連の存在意義が問われています。
北朝鮮は、SLBMを発射しました。その直後には、弾道ミサイル3発を同時に放ち、いずれも1000キロメートルを飛翔させ、我が国排他的経済水域に着弾させました。このとき民間航空機や船舶に被害がなかったのは、単にまったくの偶然に過ぎません。
北朝鮮は本年だけで、計28発の弾道ミサイルを飛ばしました。加えてこのたび9月9日には、核弾頭の爆発実験に成功したと宣言しています。
核爆発実験は、今年の1月に次ぐものでした。しかし一連のミサイル発射と核弾頭の爆発は、景色を一変させるものです。北朝鮮による核開発は、累次に及ぶ弾道ミサイル発射と表裏一体のものです。北朝鮮は、疑問をはさむ余地のない計画を、我々の前で実行しているのです。今やその脅威は、これまでとおよそ異なる次元に達したと言うほかありません。
よって我々は、既往に一線を画す対応をもって、これに応じなくてはならない。力を結集し、北朝鮮の計画を挫かなくてはなりません。
核実験の一報を聞いたわたくしは、直ちにバラック・オバマ米国大統領に電話をしました。次いで韓国の朴槿恵大統領とも電話で話し、三国で足並みを揃え、北朝鮮に対し断固たる態度を示すことで一致しました。
次は、国連の出番です。安全保障理事会が、新次元の脅威に対し、明確な態度を示す時です。たった、4か月前のことでした。初めて炸裂した核爆弾により、無辜・無数の市民が犠牲となった広島に、オバマ大統領が訪れました。
誓いを新たにした日でした。たとえどれだけ時間がかかろうと、核廃絶に向けた努力を片時たりとも怠ってはならない。誓いはあの日、太平洋両岸を結んで新たな力を得たのです。
にもかかわらず、北朝鮮は今、挑発をエスカレートしている。人類の良心に対する挑戦です。もしこれを看過するなら、私たちは、私たち自身の良心に対して、どう申し開きができるのでしょうか。
しかも今我々の前に現れた平和の脅威、北朝鮮が続ける軍事的挑発の性質は、以前よりもっとはるかに深刻なものです。
潜水艦から発射する弾道ミサイル。弾道ミサイルに搭載する核弾頭。これらを北朝鮮は、確実に、自らの手中にしつつある。
かつこれを実行しているのは、当時13歳だった少女を含む多数の日本人を拉致した国です。彼らに速やかな全員の返還を強く要求しています。しかし、残念ながら、北朝鮮は、未だに祖国への帰国を認めず、彼らの人生を奪った国、人権を蹂躙し、権力に対する抑制と均衡がなにひとつ働かない国、国民の困窮を一顧だにせず、核・ミサイル等の軍備増強に邁進する国です。
国際社会に与える脅威は深刻の度を増し、一層現実的になりました。もはや昨日までとは異なる、新たな対処を必要としています。
議長、本年12月、日本は国連に加盟し60年の節目を迎えます。国連の前庭で、例年「国際平和デー」に、日本の一市民が送った鐘が静かな音色を響かせるようになってから数えると、62年の月日が流れました。
議長、私は本来ならば、本日この場で、60年の歩みを振り返り、世界の平和と繁栄を目指した我が国の来し方に、静かな省察を述べるつもりでありました。
しかし北朝鮮の脅威が新たなレベルに達した今、私は我が国60年の誓いにかけて、決意を語らなくてはならないと感じています。
国連が、北朝鮮の野心を挫けるか、安保理が、一致して立ち向かえるかに世界の耳目が集中する今、日本は、理事国として、安保理の議論を先導します。
私はこのことを決意として、本会議場に参集する諸国代表の皆様を前に、断じて述べようとするものであります。
ニュース解説は「米韓防衛閣僚会議開催」について、いわゆる(2プラス2)をワシントンで開き、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対処するため、抑止力強化を話し合う新たな協議の枠組みを設けることで合意したというもの。
拉致問題解説は、久米裕さんについて。1977年9月19日、石川県宇出津海岸付近にて失踪した事案。北朝鮮側は、久米さんの入境を完全否認している。捜査当局は主犯格である北朝鮮工作員、金世鎬(キム・セホ)と共犯の在日朝鮮人について、2003年1月逮捕状の発付を得て国際手配しており、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。
今週の一曲、朝鮮語は桑江知子の「私のハートはストップモーション」、2015年11月に日本語放送で登場している。日本語放送は1968年のヒット曲、ザ・フォーク・クルセダーズの「悲しくてやりきれない」、これも2015年12月に登場している。
24日月曜日はこのあと1430も同じ番組が出ている。しかし9560kHzは完全にスキップ、全く聞こえない、パラオの9960kHzは良好である。
1300の「しおかぜ」は5935kHz、ジャミングは1352に出現、それほど強くはない、しかし中国語が強く八俣からの放送は全く聞こえない、わからない。時々日本語の出ていることだけは分かる程度。
続く1405の「しおかぜ」は5985kHz、やはりスキップ状態で、出ているのは分かるが聞き取り不可能である。ビルマ語が強い!。