北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」は、かねてから中波放送の開始を予定していたが、北朝鮮の横やりで中断を余儀なくさせられた。予定より2か月遅れで9月25日からモンゴル中継の中波1431kHzでの放送が開始された。
以下、9月25日調査会NEWS2302から
特定失踪者問題調査会専務理事 村尾建兒
皆様には大変ご心配頂いておりました中波送信が、9月25日夜23:30より。1日30分間(毎日)の送信を開始しました。
今回の中波放送は第三国を経由し北朝鮮へ送信するため、海外送信にはありがちのトラブルに見舞われ、約二ヶ月遅れのスタートとりなりました。原因については以前明確にはなっておらず、問い合わせを行っていますが、回答は来ていません。ですが、一刻を争う拉致被害者救出のためには中波で送信する事が最優先である事は言うまでもなく、送信ストップの真相については判明次第お知らせする事に致します。
問題の北朝鮮地域での受信状態ですが、送信開始予定だった7月末から遅れた事による伝播の悪化は想定内ではありますが、ソウルのモニターからは混信が多く言語の内容を判別するのは厳しい状態です。ただし、音楽については混信の中でも聴き取る事は十分可能な状況です。一方、中国瀋陽では混信はあるものの遥かに良い状態で入感しているとの報告を受けています。よって、北朝鮮北西部では良好な状態である事が予想でき、南下するに連れ状況が厳しくなると判断出来ます。
現時点で2日目の送信なので、これからのモニター状況を分析し、今後の状況判断材料にしたいと考えています。放送時間、周波数は以下の通りです。
皆様のご理解とご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
放送時間 日本時間23:30〜24:00 1日30分間毎日放送
周波数 1431kHz
放送内容 拉致被害者、特定失踪者の名前読み上げ、北朝鮮、韓国、日本、世界のニュース、音楽他
<現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです>
22:00〜23:00 短波5935kHz,5965kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
23:05〜23:35 短波5935kHz,7325kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
23:30〜24:00 中波1431kHz
01:00〜02:00 短波5915kHz,6090kHz,6165kHz(300kW)のいずれか
実際の受信ではキャリアーの出ているのかどうかも、ローカル局が強くは全く分からない。ひょっとして東北、北海道では確認できるのでは?