1300代の9900と9950kHz、10日はジャミングも出てこない。9950kHzは若干弱いが9900kHzは極めて強力である。前半朝鮮語、後半は日本語放送である。この時間は毎日同じ番組が出ている。
1300の「しおかぜ」は5985kHz、八俣からの電波は弱くジャミングに埋もれてほとんど聞き取り不可能である。日本語放送の出ていることはかろうじてわかる。冒頭にはこれまで通り中波放送開始のアナウンスが出ている。これ以降の番組内容は聞き取れない。9月1日に周波数変更してから最悪の受信状態である。
1405の「しおかぜ」は73250kHz、この時間も信号は弱い。ジャミングは確認できない。この時間は毎日同じ番組が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、台湾、パラオ送信とも強力で、ジャミングも全くない。 懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。お姉さん平野フミ子さんから2016年3月福岡西鉄ホールで開催されたふるさとの風公開収録したメッセージ。続いて平野フミ子さんから2015年9月東京で開催された「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」における訴えが出ている。18年たってもたった8人しか帰国していないと深刻な訴えである。同じく2015年8月日本政府収録のビデオメッセージから。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2016年4月28日、5月7日、16日、25日、6月3日、12日、21日、30日、7月27日、8月5日、14日、23日、9月1日と同じ内容である。
1600の「しおかぜ」は6090kHz、1536:45に強力なジャミングが出てきた。同波に出ているCNR2を完全につぶしてしまった。八俣の電波と互角の勝負、番組は日本語放送からで、先週と同じ内容である。
冒頭部分はこれまでと同じで、中波1431kHzで平壌時間零時から零時30分まで放送するというアナウンスが出ている。実際に放送されているという情報はない。
まず北朝鮮が弾道ミサイルを潜水艦から発射されたおいうニュースから。しかし8月25日公開された写真が作られたものではないかという情報。
潜水艦はただ単に写真撮影にために用意された、実際には別の装置から発射されたものを合成した写真であるという。北朝鮮にはそんな潜水艦は存在しなということ。
拉致被害者の高齢化について、調査会ニュース2272号からの話題。「知人と北朝鮮情勢の話をしていてふと思ったことがありました。我々はたびたびご家族の高齢化(それは同時に被害者の高齢化でもあります)について強調しますが、北朝鮮にとっても、もし何らかの交渉によって利益を得ようとするなら残された時間はそれほど多くないということです。
もし、このままの状態が続いて、やがて直接の当事者がいなくなってしまえば、北朝鮮に対して残るのは恨みだけです。また、「憲法9条を守ろう」とか「あくまで話し合いで」という言葉も、時が経つにつれて聞かれなくなるでしょう。憲法にどう書いても現実は変えられません。今だって憲法に「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と書いているのに戦車や軍艦や戦闘機を持っている国ですから。
わが国は明治以来約150年の前半は世界中の大国と喧嘩をしてきました。骨董品で売るような兵器で、しかも「魚粉飼料工場」などまで軍がやっている国とはいざとなれば比べものになりません。「取引材料」があるうちに話を進めた方が北朝鮮にとってもはるかにましな選択ではないのでしょうか。
別に脅かしているわけではありません。今のうちなら北朝鮮はなにがしかのものを得られる可能性があります。しかし先に行けばいくほど状況が悪くなることは確実です。このニュースをご覧になった方で北朝鮮側と何らかの接点がある方はぜひ先方にお伝え下さい。「今のうちに話し合いに応じた方が身のためだよ」と。」
続いて北朝鮮の鉄道事情について、90年前と到着時間がほとんど変わっていないというニュース。全くスピードアップがされていないということ。
1622:17に「日本政府からのメッセージ」が出ている、8月3日第3次安倍内閣が2回目の内閣改造を行ったという内容。放送スケジュールは平壌時間でアナウンスされている。緊急放送ISに次いで日本への連絡用電話番号などが告知されている。
1600の「ふるさとの風」は9470と9960kHz、両波ともジャミングは全く無いが台湾送信の9470kHzは1300の9950kHz同様かなり弱い。以前から指摘しているようにこの9470と9950kHzは同じ送信機と思われる。パラオからの9960kHzは強力である。1430と同じ番組が出ている。