こんな程度のことしかしない平和ボケの日本ですから何も解決しません。毎日の北朝鮮向け短波放送でも「拉致問題の解決は最重要課題」と言い続けている。もう何年も言い続けているだけで何もしていない。以下8月7日の調査会ニュースから。
抗議 【調査会NEWS2269】
中国の公船6隻と漁船230隻が尖閣諸島周辺にやってきたというニュース、外務省が「抗議」したと報道されていますが、その「抗議」にはどれくらい効果があるのでしょうか。
そのうち中国は「わが国固有の領土である釣魚島を日本が侵略しており、度重なる平和的警告にもかかわらず悔い改めようとしない。これは南京大虐殺の再来であり、断固として国家の主権を守り抜く」とか勝手なことを言って尖閣に居座るでしょう。そしてそのときも政府は「抗議」をするだけだと思います。
さらに言えば民間でこの状況を明らかにしようとしたり、身体を張って抗議に行こうとすればそちらの方は一所懸命に阻止するのでしょう。この点は海保の一色さん、空自の織田元空将、あるいはこれまで漁船で尖閣に向かった多くの人たちへの海保の対応からも明らかです。
百田尚樹さんの小説『カエルの楽園』にこのような様子が戯画化されていますが、あれが本当になるのではないかという恐怖感を抱きます。そして、この点はすでに現実のものとなっている拉致問題はさらに深刻です。
おそらく戦後まもなく始まった日本への工作活動は、その大部分が国民に明らかにされていません。拉致もこの10年間1人も新たな拉致認定がなされていないこと、あるいは山本美保さんDNA偽装事件などからも分かるように徹底して隠蔽されてきました。もちろんかつては日本社会党のような北朝鮮べったりの政党が野党第一党であったり、一部マスコミが北朝鮮を擁護したり、また朝鮮総聯による恫喝が行われてきたという背景もありましたが、それより「米国に守られている日本で国民が連れ去られるようなことはありえないから、なかったことにする」という永田町霞ヶ関における暗黙の了解が何十年も続けられてきたのでしょう。
今、拉致問題では日本政府は「抗議」すらしません。尖閣もそうですが、政府が結果の出る対応をしないのなら国民の手でやるしかないと思います。
<現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです>
22:00〜23:00 短波5935kHz,5965kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
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01:00〜02:00 短波5915kHz,6090kHz,6165kHz(300kW)のいずれか
(太字は8月7日現在使用されている周波数)